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DX時代のプラットフォーム競争戦略-MBAのための8つの訓え-⑤

MBAのための8つの訓え、ひとつ『世の中にタダのものはない No Such Thing As A Free Lunch』

今回は、『世の中にタダのものはない』を説明します。シリコンバレーでは、VC(ベンチャーキャピタル)が起業志向の学生を集めてピッチコンテストを頻繁に行っています。そこでは無料のランチ(軽食:ピザとコーラなど)が振舞われ、発表者の新規ビジネスのプレゼンテーショに対し、VCをメインとする参加者からシビアな質問が投げかけられます。昼飯代を浮かそうと気軽に参加した学生の中に、将来有望な起業家の卵を見つけるのがVCの狙いなのです。ここでの訓えは、「ただのランチはない:No Such Thing As A Free Lunch」ということなのです。

一見、無料や格安に感じる製品やサービスも、その裏に多くの金額を徴収される仕組みになってるものがあります。これはプラットフォーム競争戦略に限った話ではないのですが、プラトフォームにも十分活用できる手法です。プラットフォーム提供者にとって、開設してはみたものの、参加者ゼロの「開店休業」では、失敗と言わざるを得ません。見た目は無料にしても初期ユーザーを早期に確保できるかどうかは、プラットフォームの存続にとっての成否を左右する重要な要素なのです。なぜなら、プラットフォームは参加者が集まらないことには利用者にとってその価値が向上しないからです。つまりプラットフォームを創っているのは、実は参加者であり利用者なのです。いわゆる「チキンエッグ問題」や「スタートアップ問題」を避けるために「フリーミアム」や「ジレットモデル」など、初期ユーザー確保のための様々な手法が行われています。利用者サイドから見てみれば、残念ながら「世の中にただのものはない」ということなのです(笑)。具体的にどんな手法があるのか、考えてみるのも興味深いですね。では今週はここまで。To be continued…



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