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株式会社ライフ白銅 2011

#中小企業経営 #成長戦略 #出店戦略


アブストラクト

株式会社 ライフ白銅(以下、ライフ白銅と表記)は1964年に創業しガソリンスタンド事業を経営の中心に成長してきた。ライフ白銅は1960年代、1970年代のモータリゼーションと高度経済発展によって順調に業容を拡大してきた。また、ガソリンスタンド事業の経営のほかにレストラン事業、ゴルフ練習場事業、フィットネスジム事業にも参入し現在に至っている。本ケースは、ライフ白銅の経営の中心であるガソリンスタンド事業にフォーカスをあて、出店戦略を通して今後も成長を持続するための課題は何かを探るケースである。また、ガソリン需要が減少していたり、ガソリン価格が乱高下している現代においては、ガソリンスタンド事業における出店戦略の構築も重要な経営課題である。本ケースのもう一つのテーマは、このようなリスクをいかに把握し低減しながら失敗をできるだけ抑えた出店を行っていけるかを探ることである。本ケースには、ガソリンという製品自体で差別化できないコモディティ製品が価格だけで消費者に選好されてしまい、それゆえにガソリンスタンド間での価格競争が激しい現状を取り上げている。ガソリンスタンドが競争に勝ち残っていくためには、いわゆるガソリン元売り企業の系列に入っているのがいいのか系列外でいるのがいいのか検討もしていくことも重要ではある。こうした与件の中で主人公は、どのように全社戦略・エリア戦略・オペレーション戦略を構築すべきかを考え、実行に移しているかを検討している。また、中小企業のように経営資源に大きな制約がある場合、急成長は難しいが、成長率が低くても継続をしていかなければ経営が立ち行かなくなる可能性もある。この経営の基本である成長のため、出店戦略はいかにあるべきかを検討することも大きな意義があると思われる。

詳細情報

ケースID 11-1043
登録 2011
業界 燃料小売業
分析領域 総合経営
ページ数 27
言語 Japanese
ティーチングノート あり