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BASFジャパン 2011

#グローバル展開 #外資系企業 #化学


アブストラクト

BASFはドイツに本社を置くグローバル総合化学メーカーである。合成染料の製造からスタートして、その間にさまざまな石油由来の化学製品を開発し、今では石油・天然ガスから中間体製品、更には機能性化学品やプラスチック、自動車用塗料まで幅広い製品を手がけるまでに至った。BASFの日本法人であるBASFジャパンも古くから日本での活動を積極的に行ってきたが、その中でもエンジニアリングプラスチック(以下エンプラ)を取り扱うパフォーマンスポリマー事業部(以下ポリマー事業部)は日本で初めてのエアインテークマニホールドの樹脂化に成功して以来、2008年まで右肩上がりの成長を続けてきた。しかし日本の競合他社は国内顧客の特殊な要求に基づいた少量多品種の材料開発を行ってきたため、グローバル市場で認知されているような強いプレゼンスは国内市場にはまだ定着されていないようにも思われる。そんな中で2008年に起こったリーマンショックや最近の異常なまでの円高基調により、ポリマー事業部の主要顧客でもある国内自動車産業も成熟を迎えつつあり、今後ますます市場環境は厳しくなることが予想される。本ケースでは、このような厳しい環境においてBASFジャパンが競合他社と差別化を図り、日本の顧客に対してどのような戦略が有効的なのか、その可能性を探ることを主眼にしている。

詳細情報

ケースID 11-1086
登録 2011
業界 有機化学工業製品製造業
分析領域 企業倫理
ページ数 30
言語 Japanese
ティーチングノート あり