アブストラクト

60年の歴史を持つマスプロ電工株式会社（以下マスプロ）は、テレビ放送の2011年の地上デジタル化に伴う駆け込み需要の反動による市場縮小によって苦しい財務状況に陥っている。これまでの活動と2013年における事業環境の情報を記載した本ケースにより、マスプロにおける「業績と組織改革の関係性」を探求し、経営改革を進めるために必要な要件を考察する。第２の創業を目指すマスプロが成長戦略を実行するために必要な企業風土に対する打ち手を明確にし、短期的な業績回復と長期的な競争優位性を構築する戦略がどうあるべきかを研究する。

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