アブストラクト

その実態に関する情報が比較的少ない業界である再就職支援企業に関する現状把握を行い、成長に向けての問題点を複眼的に考察し、議論を展開していく。掲題企業は極めて短期間に、後発参入にも関わらず、業界のリーディングカンパニーへと成長を遂げる。成功の定義をいったん、シェアと売上げと置き、分析を加える。そこには、本来あるべき市場はあったのか、むしろ脆弱な市場ではなかったかと考えられる。この点に関して、マーケティングの手法により確認を行い、例えば、シェアをとっても価格コントロールができない等の現象を精査する。更に、より継続性の高いビジネスへと成長するための方策を現在の課題から抽出し方向を模索する。決断ありきで且つ投資を先行させる拡大型ビジネスであったが、市場の限界と内部要因の軽視により外部・内部ともに問題を抱える企業の今後の方向性について検討する。

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