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静岡県立静岡がんセンター 2013

#サービスマーケティング #先進医療 #費用対効果


アブストラクト

静岡県立静岡がんセンターは静岡県東部に2002年に開設された。患者視点の重視を理念として、病院・研究所・疾病管理センターから構成される医療機関である。開院に合わせて病院部門では、当時の最先端医療であった陽子線治療を導入した。特徴として治療による身体への負担が少ないことが上げられる。しかし、初期投資が莫大であり年間維持費も数億円かかる。また、先進医療として認められているものの、治療費の約260万円が自己負担となるため、治療を受ける患者さんが限定される。そのため、全国で導入している病院数は少なく、日本では6番目の導入であった。がんの高度専門医療機関にふさわしい医療を提供するために、診断・治療機器やスタッフ、情報システムや環境が整備され、年間の外来患者数は年々増加しているが、陽子線治療は開院から12年が経った現在でも当初の年間目標患者数に到達していない。現在、多額の費用がかかる装置の更新時期を迎えている。そこで、経営陣は陽子線治療科に対して事業の将来ビジョンを検討するように指示した。本ケースでは、陽子線治療科の問題点を明らかにし、内部環境・外部環境の変化に対応した具体的な戦略を検討する。

詳細情報

ケースID 14-1012
登録 2014
業界 病院
分析領域 マーケティング
ページ数 36
言語 Japanese
ティーチングノート あり