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富士通BSC 2015

#新規ビジネス展開戦略 #事業進退基準 #内部統制


アブストラクト

2012年、富士通株式会社(略称:FJ)のイノベーションビジネス本部/テレマティクスサービス統括部のテレマビジネス拡大に伴い、グループの営業部門からアプリケーション開発の協力会社の有無が打診された。南宮(主人公)が所属するFBSCの産業・流通・ヘルスケアシステム本部はこの打診を受けた。急遽、本部はテレマビジネス新規開拓を目指し、約10名体制の開発部隊を集結し、名古屋に赴任させた。業務を円滑に進めるため、名古屋チームより、課長クラス1名(猪飼課長)、担当1名を2012年12月から富士通本社に出向させる方針が固まり、南宮がその担当として選ばれた。然し、新規開拓業務は簡単に進むことができなかった。2013年年初、猪飼が担当していたプロジェクトは本番障害が続出していた。そのため、FBSCは顧客やFJのテレマ部門との信頼関係が氷点に近かった。その後、複数のプロジェクトを通じて、信頼関係の回復を図ったが、なかなかうまく行かず、徐々に受注が少なくなった。2014年12月に入り、猪飼は帰任したが、南宮は出向期間が1年間延長された。2015年2月、南宮が担当するプロジェクトで、SI他社に破れ、FJが失注したことで、FBSCへの発注は殆どなくなった。南宮は毎月の社内報告で厳しい現実をFBSCの上層部へ伝えなければならないが、年度末の節目をきっかけに、今後、「名古屋テレマビジネス開拓への取組みをそろそろ諦めるべきか?」「続くべきか?」「続くことであれば、今後どうやって苦しい状況から脱出できるのか?」を真剣に検討していきたかった。

詳細情報

ケースID 15-1052
登録 2015
業界 ソフトウェア業
分析領域 オペレーションマネジメント
ページ数 33
言語 Japanese
ティーチングノート あり