アブストラクト

三原市は、広島県中央部に位置した人口10万人の地方公共団体で、歴史的には、戦国武将・小早川隆景が三原城築城、徳家光の娘・月姫が輿入れした地として知られ、古くから行商の交通の要所として栄え、戦後の高度経済成長時は、スタンダード石油、日本セメント、帝人、三菱重工などが進出し発展していった。しかしながら、近年は、工場の縮小・撤退、大規模百貨店の撤退が相次ぎ、全国の同規模の地方都市に先駆けて、人口減少、少子化、高齢化が進んでいる。本ケースは、こうした状況下において、三原市会議員の安藤志保が、現在、三原市が抱えている課題について検討すると共に、2017年に控えた次回の地方議会議員選挙での再選を目指すか否かを決断するケースである。

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