AACSB Asia Pacific Annual Conference3日目には、IDEO Tokyo ディレクターである野々村健一氏がセッションを行いました。IDEO(アイディオ)は米西海岸・シリコンバレーに本拠を構えるデザイン・コンサルティング会社で、産業デザインの分野で世界的に名が通っている会社です。米アップルの「マッキントッシュ」に付属する初代のマウスをデザインしたことで知られています。世界の様々な分野においてイノベーションを起こし、数々の企業が抱える課題に「デザインの力」で答えてきました。
IDEO Tokyo ディレクターである野々村健一氏は、慶應義塾大学卒業後トヨタ自動車にて海外営業や商品企画を担当。米ハーバード・ビジネス・スクールにて経営学修士(MBA)取得後、IDEO 東京オフィス立ち上げに従事。現在同社ディレクター(ビジネスデザイン/ビジネスデベロップメント)として、クリエイティビティとビジネスとを結び付け、効果的な変化とイノベーションの実現を目標とし国内外の様々な企業や団体とのプロジェクトを手掛けらてています。
慶應義塾大学卒業後、トヨタ自動車にてカントリーマネージャーや商品企画を担当。
米ハーバード・ビジネス・スクールへ私費留学し経営学修士(MBA)取得の後、IDEO 東京オフィス立ち上げに従事。現在同社ディレクターとして国内外の様々な企業や団体とのプロジェクトを手掛ける。東京工業大学非常勤講師。
今回のAACSB Asia Pacific Annual Conferenceのテーマは「デザイン・シンキング」と「イノベーション」です。このテーマは海外のビジネススクールのトレンドでもあります。
「デザイン・シンキング」と「イノベーション」は本学のMBA(Business Innovation Program)で学ぶことができます。このプログラムは2012年に開設しました。MBA(Business Innovation Program)では、独創的な視点で新規事業を生み出す人材を育成することに主眼を置いています。伝統的なMBAで学ぶマネジメントスキルに加え、観察力・発想力・創造力をスキルとして備えることで、新商品、新規プロジェクト、新規技術、新規市場、社内ベンチャーなど何か新しい企画にチャレンジする精神(アントレプレナーシップ)を高めることが教育ミッションです。
本学では「MBAプログラム」に特化した教室があります。ディスカッションを自由に行えるフラットな床構造で、どこに座っていても他の方の顔を見ながら討論が行えます。
また、授業前に行うグループセッションで使用するグループルームは立ったままセッションが行えるようになっています。米国シリコンバレーや北欧で取り入れられているスタイルで、立つことにより右脳型になると言われており発想力や想像力を刺激することができます。新しいアイディアが溢れてきて、グループルームでは毎回熱いセッションが行われています。