佐々木 宏さん
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ケースメソッドによる経営・ファイナンスの学びを活かして実践的なスキルを養い、社内でのキャリアチェンジを成し遂げました。かねてより希望していた経営に関わる部署にて、主体的に経営層への提言を行うように...
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Executive MBA
企業の中核的人材ともなれば、様々な意思決定をする必要が生じます。この授業では、ビジネスケースを読み込み、経営者意思決定を疑似体験することで実践的なマネジメント力を高めます。
芳賀裕子教授が担当するセッションでは、主に業界分析、自社経営資源分析、競合分析など、ケース場面に必要な分析を行い、理論的思考により自分が経営者であればどのような行動をとるかを考えます。村上裕太郎教授が担当するセッションでは、主に経営の計数管理に不可欠な会計情報について、その基礎知識および分析能力を養います。
ビジネスを取り巻く環境が目まぐるしく変化する中にあっても、目先の利益や情報に惑わされず、様々な角度から分析し適切な意思決定を下せるようなリーダーシップの獲得が一つの到達点となります。そして経営戦略の理論フレームワークを理解し、よりロジカルに、より深く、必要な情報分析を行う能力を身につけることが講義の目的です。
1日目に芳賀裕子教授の担当していたセッションでは、「Amazon.com 2016 vs Walmart Stores」のケースを使用していました。
アメリカでは、車社会の成熟とともディスカウントストアが台頭し、特にWalmartは小売業界の頂点として君臨し続けてきました。時代が流れ、インターネットが各家庭に普及するとECの王者としてAmazonが台頭します。この講義では両者が置かれている状況を精査し、強み弱みに対する徹底した分析を行います。Walmartの代名詞である「Everyday low price」はなぜ可能だったのか?システムさえ構築できれば参入できるEC業界で、なぜAmazonが支配的な立場を築けたのか?受講生は各々の職務経験によって培われた様々な視点から意見を出し合っていました。芳賀裕子教授は受講生の意見を促しつつ、その意見の根拠を掘り下げることで、さらに議論を深化させていました。