振り返ると奴がいる《MBAの秘密》

最近、自動運転にはまっている栗本です。とはいえ運転を忘れて助手席の美女とおしゃべりに夢中...というのはまだ遠い先の話です。頑張って下さいシステム開発の方!!心から応援しています。

昨日、機械学習カメラがMBA教室に到着しました。しかもMBA用に特別チューンされた超絶賢いビデオカメラ。教員の顔と頭と体を認識して白熱した教室を動画に残してくれるのです。一体何に使うのか？これは教員が自分で自分の姿を見るのデス。授業をしている自分の姿って、自分の中でのイメージと大分違うもの。俺ってこんなに・・なのか？的なことは多いのです。機械学習の力を借りてさらに参加者中心型の授業を目指します。

さて、ここからが本題です。機械学習の計算はカメラ本体ではなく、サーバーのGPUで行うのです。そう、CPUではなくGPU（ビデオカード）を使用するのです。CPUは高性能のコアが少数（通常4-64コア程度）に対し、GPUは比較的低性能のコアを大量（600-5000コア程度）に搭載しているので、単純な行列計算の多いディープラーニングの世界では無類の性能を発揮します。そんな私の心をくすぐってくれる機械学習カメラは教室の背後で動いてます。そう、MBA教室には振り返るとAIがいます。

Written by

栗本博行

神戸大学経営学部卒業後、大阪大学経済学研究科にて修士/博士（経済学）を取得。製品開発戦略を主な研究対象とし、規格競争分析に関する論文を多領域に亘って執筆。近年は事業継承に関する研究に取り組む（事業承継学会理事）。ビジネススクールではEMBA/MBAプログラムの立ち上げから運営まで幅広く携わる。