《東京》税理士養成プログラムの説明会を開催しました

2018/05/17 Thu #税理士 #MBA #大学院 #東京

2018年5月16日（水）東京校では税理士養成プログラムの説明会を開催し、野坂和夫准教授による体験授業が行われました。

戦略的コスト・マネジメントによる経営意思決定

経営者は、経営計画を立て、経営戦略を実行し、その結果を分析・評価する必要があります。経営者は、様々な経営意思決定を行う必要があり、管理会計は、経営者に対して、意思決定に必要な会計情報を提供することを目的としています。本授業では、戦略的管理会計のうち戦略的コスト・マネジメントを視点の中心として、経営者がどのように経営戦略を立案して実行すべきか、経営者が置かれた様々な状況を想定したケース・フィールドメソッドにより実践力を養成することを目的とします。

体験授業の様子

体験授業では、様々な企業のケースが取り上げられていました。その中でも、ある海外高級ブランド日本支店のケースをもとに、クライアントの悩みに税理士としてどのように答えるべきかを議論しました。このクライアントはアジア圏では有名なブランドですが、日本での知名度はほぼないに等しく、日本に進出してからの５年は数千万円規模の赤字を出し続けいているとのことでした。そこで日本の管理者はバーゲンの実施を検討していますが、バーゲンを実施するにしても価格付けをどうしたら良いか、そもそもバーゲンを行うべきなのか、という悩みがあります。このクライアントの悩みにどのようなアドバイスをするのか、管理会計の観点から様々な議論を行いました。ディスカッションに慣れていない参加者も、順を追って理解度を深めていこうとする野坂先生のファシリテートにより、次第に議論に参加できるようになっていきます。終盤では自ら手をあげて発言する場面も多く見られ、まだまだ議論をしたい様子が伺えました。野坂先生は体験授業の締めくくりとして、税理士がクライアントから相談を受けた際に経営的視点からアドバイスすることや、そのためのスキルが得られる大学院を選ぶことの重要性を話されていました。