第97回ビジネス公開講座「三菱商事が考える新事業と海外展開」名古屋

日本の商社は、従来のトレーディングビジネスから事業投資ビジネスに軸足を移し、長い冬の時代を乗り越えてきました。現在の三菱商事の収益は、トレーディングが2割、事業投資が8割を占めています。これまで誰も取り組んだ事のない、新規事業分野の開発に10年間携わってきた経験から、新規事業分野への参入と海外展開、その具体化までに社内でどのような議論が交わされたのか、必要なモノが何であったかについて話します。

講師

三菱商事株式会社常勤顧問
小島信明氏

略歴

三菱商事入社から40年、食料・製鉄・環境分野を担当。‘05年イラン三菱社長から帰任後、事業開発部長。「三菱商事の将来の収益の柱」となる分野の特定・開発を使命に、次世代エネルギー・環境・水の3分野を特定。‘14年までに110件の役員審議案件を通し、約3千億円の投融資を実行。現在は常勤顧問として、同グループのアドバイザーを担う。