第110回ビジネス公開講座『トランプ政権と国際情勢』名古屋(聴講:東京)

講師

笹川平和財団特任研究員
渡部恒雄氏

略歴

東北大学歯学部卒。1995年ニュースクール大学(NY)で政治学修士課程修了。同年、ワシントンのCSIS(戦略国際問題研究所)に入所。03年に上級研究員。05年帰国。三井物産戦略研究所主任研究員、東京財団政策研究ディレクター兼上席研究員を経て、16年10月より現職。著書に「『今のアメリカ』がわかる本・最新版」(三笠書房、2012)等。

<講演概要>

今年の世界の波乱要因の一つは、予測不可能な米国のトランプ政権の行方です。シリア内戦の混沌、過激派組織イスラム国との戦い、北朝鮮の挑発の継続、中国の南シナ海での拡張姿勢、Brexit(イギリスのEU離脱)と欧州でのポピュリスト勢力の台頭などと相まって、世界の波乱を予想させる要素となっています。就任後、2か月後を得たトランプ政権の方向性を分析し、国際関係、とりわけアジア太平洋地域と日米関係への影響を展望します。