本講義は、会計学の初級水準を既に習得しているか、履修前までに教材の予習を通じて同等の水準に達している方を対象に、財務会計と管理会計の2つの領域における基本的な概念とモデルを理解し、ケースメソッドによるアクティブラーニングを実践することによって学習の成果を実際に応用できる水準に到達することを目的としています。
財務会計については、利害関係者の経済的意思決定に資する財務諸表の作成と開示に関するルールを理解し、経営者は定められたルールを遵守しながらどのような行動をとるかを考察します。管理会計については、企業価値の向上を目指す経営者・管理者の意思決定と業績管理のためにどのような情報が求められているかを、経営者・管理者の行動とのダイナミックは作用を掌握しながら探究します。
企業価値の向上を目指す経営者を支援する管理者あるいはコンサルタントとして、経済への深い理解の上に適切なビジョンを掲げて企業価値の創造を可能にする意思決定と業績管理の仕組みを構築するために必要となる能力を付けることができる。企業価値を創造する経営を指向するには、同業他社との横並び競争から脱却しなければならないので、当該企業の業績と財政状態を適切に測定・評価して自社および同業他社のファンダメンタル分析を実行することが肝要である。ITおよびAIの発展に伴い、会計担当者に求められる役割期待は、過去の実績を提示することを越えて、自社の企業価値を的確に評価する能力を高めるとともに、環境や証券市場との相互作用を通して株主価値と株価とのかい離の幅を縮めるためにとるべき行動について助言を行えるようにすることである。
テーマ: 財務会計と管理会計の2つの領域における基本的な概念とモデルの理解を確実なものにします。 財務会計については、利害関係者の経済的意思決定に資する財務諸表の作成と開示に関するルールを理解し、経営者は定められたルールを遵守しながらどのような行動をとるかを考察します。管理会計については、企業価値の向上を目指す経営者・管理者の意思決定と業績管理のためにどのような情報が求められているかを、経営者・管理者の行動とのダイナミックは作用を掌握しながら探究します。
Session 1: 財務諸表の作成の基本手続きを学ぶ
Session 2 財務諸表を利用したファンダメンタル分析を学ぶ
Session 3 会計政策と報告利益管理を学ぶ
テーマ: 会計および財務のデータを使用して企業価値評価のための方法を学習し、企業価値の向上を目指す企業の経営者が直面する課題とその解決方法を把握します。
Session 4: 企業価値評価の方法について学ぶ
Session 5: 企業の持続的成長のための要件について学ぶ
・「新・現代会計入門 第3版」伊藤 邦雄 日本経済新聞出版社 2018年ISBN-13: 978453213480-8 初級水準の会計学を習得している方にお勧めします。
・「アンソニー会計学」アンソニー+ブライトナー著、西山 茂 監訳 東洋経済新報社 2016年 ISBN-13: 9784492602225 会計学の基礎を独学で習得しようとする方にお勧めします。
・「会計基準と経営者行動」辻 正雄著、中央経済社、2015年
・「基礎会計学」辻 正雄他著、早稲田大学商学部会計学研究室、2012年
・ 「主要100社の財務諸表危険度分析」日本経済新聞社、2018年
昨年の受講者の声を掲載しております。
不動産業
50代男性
アカウンティングの基礎を学ぶことによって、いままでの経験や学習による知識を整理することができた。大きな論点を理解するのと共に、特にクローズアップして理解したい点について質問することができ、充分に満足できた。
インフラ業
40代男性
アカウンティングに対するイメージが大きく変わった。アカウンティングに若干の若手意識があったが、会計の基礎的を整理して教えてもらえ、他の経営知識とリンクさせることができ実務にも役立つと思った。今後はアカウンティングに関する業務にも積極的に関われそうだ。
医療/薬/福祉業
40代男性
はじめのに会計の用語や仕組みを丁寧に説明してもらえ、基礎を補うことで、その後の講義の理解を助けた。自分自身は会計専門職ではないが、仕事相手と話をする時や、相手の状況の理解に非常に役立つ。
情報通信業
30代女性
会計とは何かを考えることができたのが良かった。B/Sから監査までの流れを分かりやすく理解するための工夫があり、とても有意義な講義だった。
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