講義スケジュール
1日目
【Session1】ビジネスモデルヒアリングとビジネスモデル視点による競合分析
ビジネスモデル・キャンバスを使い、事業構造をストーリー立てて捉えるためのトレーニングを行う。ビジネスモデル分析のケーススタディとして、製造業(セブン&アイホールディングスとローソン)の2社比較を行う。各社がどのようなビジネスモデルで成り立っており、その結果、どのような競争優位を保っているのか分析する。
使用ケース:「セブン&アイホールディングス」「ローソン」JMR
【Session2】新規事業と既存事業のビジネスモデル上のシナジー
既存の企業で新規事業を立ち上げる際には、現業との関係が重要になる。ヤマト運輸のケースでは、宅配市場に参入する際に、既存のビジネスモデルを構築する要素をどのように活用したかを検討する。
使用ケース:「ヤマト運輸 競争とビジネスモデルの革新」
【Session3】ビジネスモデル視点による競合分析
ビジネスモデル分析のケーススタディとして、製造業(アマゾン、楽天)の2社比較を行う。各社がどのようなビジネスモデルで成り立っており、その結果、どのような競争優位を保っているのか分析する。
使用ケース:「Amazon」、「楽天」
2日目
【Session4】ビジネスモデルがもたらす競争優位
従来のプロダクト・イノベーションでは不可能であった持続的な競争優位性が、ビジネスモデル・イノベーションを通じて可能となる。事例としてガリバーインターナショナルによる中古車流通のビジネスモデル・イノベーションを取り上げる。
使用ケース:「ガリバーインターナショナル 中古車流通の革新とビジネスモデル」
【Session5】ビジネスモデル視点による競合分析
ビジネスモデル分析のケーススタディとして、製造業(村田製作所、キーエンス)の2社比較を行う。各社がどのようなビジネスモデルで成り立っており、その結果、どのような競争優位を保っているのか分析する。
使用ケース:「村田製作所」「キーエンス」
【Session6】ガリバーインターナショナルの新規事業
ガリバーのケースを使い、ガリバーが取り組むべき新規事業を考える。
使用ケース一覧
- ガリバーインターナショナル 中古車流通の革新とビジネスモデル
- ヤマト運輸 競争とビジネスモデルの革新
教科書および参考文献
教科書
「ビジネスモデル・ジェネレーション」アレックス・オスターワルダー、イヴ・ピニュール著、小山龍介訳、翔泳社
参考文献
・「ビジネスモデルイノベーション−知を価値に転換する賢慮の戦略論」野中郁次郎、徳岡晃一郎著、東洋経済新報社
・「リーンスタートアップ」エリック・リース著、井口耕二訳、日経BP社
・「バリュープロポジションデザイン」アレックス・オスターワルダー、イヴ・ピニュール著、関美和訳、翔泳社