講義スケジュール
Session1
サステナビリティの意味・効用の理解
三方よし、グローバル化とサステナビリティ、サステナビリティが望まれる時代背景、攻めと守りの概念・事例、ISO26000 (サステナビリティが経営に必要になった時代的背景を学びながら、サステナビリティの定義を学びます)
Session2
サステナビリティとガバナンス
ガバナンス改革、ガバナンスと組織、リーダーとガバナンス(組織における良質のガバナンス構造の作り方を学びます。さらにガバナンスが事業価値にどのように関係するかケースを通して学びます)
Session3
サステナビリティと事業価値の関係
組織理念(経済性と社会性の両立)、組織の強みと社会性の関係、社会課題の意味と事業との関係、持続可能な経営の事例(企業理念をベースとした経営がサステナビリティに通ずることを理解します。組織は事業を通じて社会課題解決をすることを、ステークホルダーから期待されていることを学びます)
Session4
サステナビリティと企業ブランド
CSVの理解、ポーター教授の示唆、地域社会と組織、コーズリレーテッドマーケティング(サステナビリティが事業価値を向上させていく考え方として、ポーター教授のCSV(共通価値の創出)を学習します。さらに社会課題解決をマーケティングに適用する考え方(コーズリレーテッドマーケティング)を学びます)
Session5
マテリアリティ、ステークホルダーとの対話
マテリアリティの理解、ステークホルダーとの対話(サステナビリティの実践手法として、マテリアリティとステークホルダー・エンゲージメント(対話)を学びます)
Session6
社員のやりがい、働きがいとサステナビリティの関係
サステナビリティの良循環構造、人材獲得とサステナビリティ(サステナビリティの究極的な目標は、従業員の働きがいにつながることを学びます。社員活性化としてのサステナビリティに関して事例を通じて学びます)
使用ケース一覧
- エーザイの知識創造
- CSV 共通価値の戦略
- 雪印乳業 (A)再生の可能性を見極める (B)改革と再生への取り組み
- ジョンソン・エンド・ジョンソン(A):理念と文化
- SARAYA
教科書および参考文献
教科書
「ISO26000で経営はこう変わる」日本経済新聞出版社 小河光生著
参考文献・資料
「成功しているファミリービジネスは何をどう変えているのか?」第9章コーポレートガバナンス 同文館出版 小河光生著