講義スケジュール
1日目 コーポレートファイナンスの基本(1)
コーポレートファイナンスの考え方 DCF法の理解と演習(ケース1.) ケース検討上のポイント:DCF法による企業価値評価の参考事例について、M&Aの場面でどのような点に留意し交渉を行うか。
2日目 コーポレートファイナンスの基本(2)
マルチプル法の理解と演習 株価評価指標(PER,PBR,EV/EBITDA) 財務諸表分析による企業価値評価(ファンダメンタル分析)(ケース2.)
ケース検討上のポイント:マルチプル法の根拠を論理的に掘り下げ倍率の意味を考える。
EVAの理解と応用(ケース5.)
受講の前提条件
金融、会計、経営、英語読解について、ビジネス上の基礎能力を有していること。Finance科目の初学者を受講対象とするが、基礎から応用まで短期間でカバーするため本人の基礎学力に応じた予習、復習が必須。なお、講義では株式のスクリーニングを行う。その際、証券会社の口座を保有しているとスクリーニングツールが利用できるので、事前に口座を開設しておくと便利。
使用ケース一覧
・Corporate Finance 基本テキスト
・M&A最新事情と企業価値向上経営
・MBO非公開化案件の実態
・Valuation Ratios in the Restaurant Industry(英文ケース)
・たゆまざる旭硝子の改革:EVAの導入
一部、英文ケースの使用があります。
教科書および参考文献
教科書:
通勤大学MBA「通勤大学MBA〈5〉コーポレートファイナンス」総合法令出版
参考文献
「入門ビジネスファイナンス」西山茂、東洋経済新報社
「経営財務入門」井出正介、高橋文郎、日本経済新聞出版社