受講料 63,000円
日米の代表的な企業再生ケースを使用し、企業再生のために必要となるものは何かをクラスディスカッション、グループディスカッションを通じて学びます。
・企業再生におけるリーダーシップ
・企業再生を成功裏に進めるための企業文化の役割
・企業再生のための戦略のあり方
・日米における違い
セッション1
テーマ:ホリスティック・ターンアラウンド
ケース:日産自動車、2002年
Question
1.失われた10年の間の日産自動車の経営者はゴーンとどこが違っていたのか。どうして久米や辻は日産自動車をターンアラウンドさせることができなかったのか。
2.どうしてゴーンはリバイバルプランを作るためにクロス・ファンクショナル・チームを立ち上げたのか。ゴーンはCFTが期待される結果を出せるようにいかなる方法をとったのか。
3.ゴーンのイニシアティブの期待される利益とリスクは何であったのか。
4.ゴーンのリーダシップ・スタイルはどのようなものであったのか。なぜそのスタイルが保守的な日産自動車で受け入れられたのか。
セッション2
テーマ:新製品による再生
ケース:アサヒビール
Question
1.1949年の大日本ビールの分割は、なぜアサヒビールの競争力を弱めたのか。
2.ビール業界におけるKSFは何か。なぜスーパードライは大成功をおさめたのか。味か、価格か、広告か、販売網か?
3.村井はどのような改革を無し遂げようとしたのか。それは樋口の改革にどのようにつながって行ったのか。
4.なぜ樋口はアサヒビールをターンアラウンドさせることができたのか。それは単なる偶然か、それともよく練られた戦略のお蔭か。
セッション3
テーマ:体質転換における人材育成と企業文化変革の重要性
ケース:GEの過去20年の体質転換
Question
1.ウェルチが20年の間に行った3つの改革に一貫性はあるのか。その背後に流れる考え方はどのようなものであったのか。
2.現在進行中のソニーの改革をウェルチの改革を比較したとき、あなたはソニーの改革をどう評価するか。(必要な範囲で各自ソニーの改革を調査して下さい。)
3.ウェルチがリーダーの育成と企業文化の変革に努力を傾けた理由はどこにあったのか。
4.ウェルチが行ったリーダーの育成と比較して、あなたの会社の人材育成はうまく行っているか。うまく行っていない点があれば、それをどう改革すべきか。
セッション4
テーマ:顧客の声に基づいた改革
ケース:IBMの企業再建
Question
1.なぜエイカーズの時代IBMを分割することが当然だと考えられたのか。
2.なぜIBMの取締役会はガースナーをCEOに選んだのか。そのような選択が可能となった組織上の理由は何か。
3.なぜガースナーはIBMを分割せず、一体としてやっていく決断をしたのか。
4.なぜエイカーズは企業変革に失敗し、ガースナーは成功したのか。
5.ケースの最後でガースナーは実行こそが問題であると言っている。あなたは、この問題を解決するためにいかなる手を打つか。具体的に論ぜよ。
1.日産自動車 2002年
2.アサヒビール
3.GEの過去20年の体質転換
4.IBMの企業再建
教科書はありません。参考文献は以下の2冊です。
1.「企業再生 7つの鉄則ー成功事例学ぶ危機からの脱出戦略」
植田 統著
日本経済新聞出版社 (2011/7/2)
ISBN-10: 4532317029
ISBN-13: 978-4532317027
2.「企業再生プロフェッショナル」
西浦裕二著
出版社: 日本経済新聞出版社 (2012/8/2)
ISBN-10: 4532196507
ISBN-13: 978-4532196509
昨年の受講者の声を掲載しております。
製造業
40代男性
ケースの本来的な読み方や時代背景の考証など、本来の内容以外にも盛り沢山だった。
建設業
40代男性
ケースがまず秀逸。これを読んでいるだけで楽しかった。また、多少抽象的ではあるものの、事業再生において自分のすべき行動が見えてきた。
卸売業
30代女性
経営者の置かれた背景を理解した上で、経営者が取る選択を考えられることができた。
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