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《大阪》戦略経営研究所 製薬・医療ネットワーク部会が開催されました

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戦略経営研究所 製薬・医療ネットワーク部会


2019年6月30日(日)大阪校では長沢雄次教授が発起人となり設立された「戦略経営研究所 製薬・医療ネットワーク部会」が開催されました。在学生・修了生が集まり、事前に提示された3つの議題についてグループ毎に分かれてディスカッションや発表を行いました。

今回提示された議題は次の3つです。
・ベトナムでの病院事業計画を進めていく上での課題について
・医療とIT -遠隔ロボット 大学ベンチャーの戦い方-
・医療とIT -ブロックチェーンで日本の医療を変えることはできるか-


このネットワークには製薬・医療業界に従事している在学生や修了生を中心に、東京、名古屋、大阪に400名近い会員が在籍しており、東名阪のキャンパスで定期的に会合が開かれています。研究会に参加するのはヘルスケア業界に従事する人達だけではありません。自身の見識を高めようと、コンサルティング、製造、流通、サービス業など、幅広い業界の方々が参加され、今後の医療について意見が交わされました。ヘルスケア業界の方にとっても、他業界の考え方に触れることで新たな発想や気づきが得られるという利点があります。


ベトナムでの病院事業計画を進めていく上での課題について


ハノイやホーチミンなどの都市部には、近代的な医療機器を備えた私立病院やクリニックがいくつかあり、最近では日系クリニックの進出や日本人医療従事者が勤務している医療機関も増えてきました。しかしながら、都市部と地方の医療環境は大きく異なり、医療水準の地域格差は近年ますます拡大しています。


また、公立医療機関と私立医療機関においても医療環境は大きく異なり、公立医療機関では医療スタッフ、受容能力、医療機器等の絶対数が不足しており、患者が中核病院に集中するため中核病院は常時受診者で混雑し本来の機能が果たせない状況です。このような状況下で、どのように病院事業計画を進めていけばいいのか、また発展途上国における病院事業推進の諸問題や今後の課題についても議論や意見交換が交わされました。


その後の議題についても、日進月歩の技術革新を続けるヘルスケア産業界において、様々な観点からの意見が飛び交いました。また、戦略経営研究所 製薬・医療ネットワーク部会では、在校生や修了生の交流も活発に行われ、在学中だけでなく修了後も続く相互交流やネットワークの構築、学びの場として活用されています。


長沢雄次教授について
米国ハーバード大学経営大学院修士課程修了(MBA)。日商岩井株式会社経営企画部にて全社経営戦略策定、通信事業部ニューメディアにて情報通信&マルチメディア分野の営業第一線で活躍後、ニフティ株式会社にてインターネットビジネスの戦略的展開に従事。ソフトバンク株式会社入社後、ジオシティーズ株式会社COO,カーポイント株式会社副社長として、インターネット事業立ち上げを指揮。PwCコンサルティング株式会社ダイレクターとして情報通信・メディア・エンタテイメント企業の経営コンサルティング従事。その後、株式会社ライブリッジ、ITベンチャー株式会社テック・インデックス社長に就任。大学院では、ベンチャー経営、経営戦略、マーケティングを専門とし、「戦略経営研究所 製薬・医療ネットワーク部会」の設立や、ヘルスケアMBAの策定も行う。