ビジネス戦略において排他的であることは倫理に反するのでしょうか。衣料品の製造小売会社アバクロンビー&フィッチは、平均サイズから大きいサイズの女性消費者は、会社のターゲット市場にそぐわないからという理由から一部のサイズは取り扱わないという決断をしました。
2024年6月8日開催のEMBA/MBA説明会・体験授業では、「企業倫理」の観点から、ケースを通じてこの戦略にどのような問題があったのか参加者とともに考えます。
今回、体験授業をご担当されるのは、コーポレートガバナンス、ビジネス倫理、リスクマネジメントを実務的視点から研究されている阿部 博友教授です。
その他、授業見学や修了生による体験談に加えて、2024年9月入学選考に関するワンポイント・アドバイスもお伝えいたしますので、MBAに関心のある方、ビジネススクールへの入学をご検討中の方、今後のキャリアについて考えられている方など、まずはお気軽にご参加ください。
- 開催日時
- 10:30〜13:00 ※受付10:15〜
- 会場
- 名古屋
- 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦1-3-1
- https://mba.nucba.ac.jp/access/nagoya.html
- 申し込み締切日
説明会概要
- EMBA/MBAプログラムのご紹介
- EMBA/MBA体験授業(阿部教授)
- 質疑応答
- 修了生体験談
- 給付金・入試のご案内
体験授業(60分)
テーマ:「ビジネス倫理」 排他的であることは倫理に反するのか
概 要:衣料品の製造小売会社アバクロンビー&フィッチのCEOは、男性用には超特大サイズを用意しているにもかかわらず、女性用の特大サイズは扱わないという自らの決断を擁護した。平均サイズから大きいサイズの女性消費者は、会社のターゲット市場にそぐわないからという理由である。この主張は消費者を激怒させ、批判の高まりと売上の落ち込みに直面したこのセグメンテーション戦略は企業倫理の観点からどのような問題があったのか考えます。
講 師:阿部 博友 教授
総合商社に在勤中に、企業派遣留学生としてアルゼンチンのラプラタ大学で商法を学んだほか、ニューヨーク、ロンドン、サンパウロなどの現地法人に駐在して、法務を中心に商社の海外拠点の経営に関わった。特にロンドンに所在する欧州・中東・アフリカ地域本部においてはチーフコンプライアンスオフィサー兼ジェネラルカウンセルとして法務およびコンプライアンスの指揮をとった。帰国後に、筑波大学大学院ビジネス科学研究科に学び、修士(法学)および博士(法学)を取得した。退職後は、総合商社での経験を活かして、コーポレートガバナンス、ビジネス倫理、リスクマネジメントを実務的視点から研究している。現在、東証一部上場企業の社外取締役をつとめる傍ら、法務省日本法令外国語訳推進会議の座長をつとめ、対内直接投資を振興するため法令の英訳を通じた海外への情報発信に尽力している。
修了生体験談(20分)
本学の修了生をお招きし、「MBAの必要性」「仕事と学習の両立」「MBAスキルの仕事への活用」「本学で得た人脈・ネットワーク」など、具体的な体験談をお聞きいただけます。 また、修了生の方に皆さまからの直接のご質問にもお答えします。
《最大112万円給付》厚生労働省「専門実践教育訓練給付制度」について
本学のすべての学位プログラムとPreMBA(履修証明)は、厚生労働省「専門実践教育訓練給付制度」の指定講座です。本学にて専門実践教育訓練の指定講座を受講し、一定の要件を満たす場合、支払った教育訓練経費の一定の割合額(上限あり)がハローワークから支給されます。学位プログラムでは最大112万円、PreMBA1年コースでは最大56万円、PreMBA2年コースでは最大112万円の給付を受けられます。