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ORIX 2011

#全社戦略 #複合事業体 #その他金融業界


アブストラクト

オリックス株式会社はリース事業を営むための会社、オリエント・リース株式会社として1964年に創業した。当初はリース業を本業として国内市場へ展開した後、リース業以外にも、自動車、不動産、証券、保険、投資銀行といった他の事業、もしくは海外事業へと進出し、事業の多角化を図ってきた。現在も多岐に渡る事業を営んでおり、金融サービスを主とした複合事業体(コングロマリット)を構成している珍しい企業グループである。そして今日に至っては、もはやリースが本業では無くなっており、多角化した事業それぞれが収益の柱になっている。セグメント別の売上高、社員数等を見れば分かるように、どれか1つ、本業となるビジネスを限定することもできない。 事業多角化の結果、創業第1期2,700万円だった当期純利益は、2007年3月期には1,965億円になるまで成長した。だがその後起きた世界的な金融危機の中、直近2009年3月期については当期純利益は219億円まで減少することになった。このような中、今後オリックスはどのように事業の舵取りをするべきであろうか。そもそも、このような複合事業体を経営する場合、どのように経営判断を下すのであろうか。 企業はその事業規模が大きくなるに従って、外部環境変化をより直接的に受けるようになっていく。このため、事業の多角化と共に事業規模が大きくなったオリックスも、より外部環境の変化に合わせて事業戦略を変化させていくことがより重要になっていくと考えられる。本ケースでは,過去のオリックス株式会社の事業戦略を振り返り、事業多角化の意味を考えながら、複合事業体の経営戦略を学ぶ。

詳細情報

ケースID 11-1046
登録 2011
業界 各種物品賃貸業
分析領域 総合経営
ページ数 31
言語 Japanese
ティーチングノート あり