アブストラクト
東芝の原子力事業部は、2000年代からの「原発ルネサンス」という世界市場拡大の波にのり、国内市場における大規模リプレイスメント需要が予想される2030年以前の段階で、2015年度までに原子力事業の売上高を1兆円にし、39基の原発新規建設を受注する計画を建てていた。東芝は国内既存の54基中16基を受注し、また2006年に米ウエスチングハウス社を子会社化したことから世界での原発オペレーションの28%を担う、世界的な原発プラントメーカーに成長した。しかし、2011年3月11日の東日本大震災及び福島第1原発事故を受け、国内外にて原発市場の縮小、停滞が見込まれる。本ケースは、2011年7月1日を基点として原発市場を分析し、今後の原子力事業部の成長戦略を探ることを主眼とする。
詳細情報
ケースID | 11-1028 |
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登録 | 2011 |
業界 | その他の技術サービス業 |
分析領域 | マーケティング |
ページ数 | 23 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |