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HOERBIGER

#外資系企業 #国際経営論 #アーキテクチャ論


アブストラクト

今から40年前、ホルスト・ミュラーは当時オーストリア・ウィーンに本社が置かれていたホルビガーHVW(以後HVW)より、日本市場の開拓を命じられ、単身で来日してホルビガー日本(以後HNKK)を設立。進出当時はヨーロッパで成功していたビジネスモデルを輸入する形で日本マーケットに参入してから、独自の顧客とのリレーションシップを図ることで、現在では国内約70%のシェアを擁する圧倒的な地位を確立した。親会社のHVWは今年で115周年を迎える老舗企業である。現在では世界60カ国に子会社が存在し、従業員数3300人以上、売上規模は約1200億円(2009)を有するグローバル企業に発展。また現在のホルビガーの組織形態は、グローバル統括を主体とする持株会社を筆頭に、各主要地区に地域統括本社を設置して、そこに所属するローカルホルビガーをコントロールする垂直統合型組織である。地域統括本社の目的は「ローカルホルビガー同士によるシナジーの創出」であるが、現在ではそれが全く機能していない。そのため、レシプロメーカーが多く存在する日本ではローカルホルビガーの存在が大きな弊害となり、さらに国内市場では内需低迷と今後のさらなる需要先細りが、HNKKの存在そのものを危惧することになっている。本ケースは、ホルビガーのこれまでの企業活動を振り返り、製品アーキテクチャ理論、国際経営理論などの先行理論を用いながら成功要因を導出する。さらに,地域統括本社の視点から勘案するHNKKの課題を抽出したのち,今後の成長戦略を検討する。

詳細情報

ケースID 11-1012
登録 2011
業界 ポンプ・圧縮機器製造業
分析領域 リーダーシップ
ページ数 37
言語 Japanese
ティーチングノート あり