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オンラインMBAとは

オンライン教育には大きく分類して三種類ほど存在しています(今後増えると思いますが)。まず、MOOCsは学位取得というよりも生涯学習の一環で無償提供されることが多く、この数年でそのブームの時期を終えたと考えています。MOOCsがもたらした最大の貢献は「Engagement」、それは参加者がコンテンツを確実に「見ている」もしくは「閲覧した」事をWebのテクノロジを駆使して実現したことです。今後はコンテンツのクオリティの改善と有償化、またそれに伴って教育機関からは単位の付与が行われていくことでしょいう。

また、MOOCsとは全く逆の発想で生まれたSPOCsについては、基本的にライブ映像を利用したオンライン教育。その究極系ともいえるのがハーバードビジネススクールが昨年完成された「HBX」。HBXでは地元のテレビ局協力のもとで、とてつもない時間と投資を行って、MBA専用の教室スタジオを構築し、現在実証実験が行われています。HBXでは講師はこのスタジオの中で、テレビモニタに映された80人の実寸大の参加者を前に、講義を行うスタイルで、カメラワーク、ライティング、ネットワークのプロが見守る中でバーチャルな講義を行うというもの。オンラインMBAではなく、バーチャルMBAといったほうが正確かもしれません。


HBX

ここまでやるか?というクオリティを誇るこのHBXでも、残念ながら参加者がクラス全体を見渡すことは困難なため、参加者同士のディスカッションにはどうも違和感がある点が弱点であります。これはHBXのみならず、SPOCsは参加者が数人(数拠点)程度であればリアルな空気感による教育体験を提供できますが、参加者が増えると、テレビ放送と同様に一方向となり、他の参加者とインタラクティブな講義を特徴とするケースメソッドが多用されるMBA教育ではまだ時期尚早といえるでしょう。

・MOOCs(Massive Open Online Course)非学位
・SPOCs(Small Private Online Course)
・Blended(遠隔と教室の組み合わせ)

結局、落ち着く所は最後のブレンド(混合)型。要はオンライン(遠隔)とオンサイト(教室)の組み合わせで教育を行うタイプで、世界中から参加できることを特徴としたMBAプログラムが多いのが特徴です。MBAランキングの大御所であるFinancial Timesの「オンラインMBA」カテゴリを見ると、ほとんどがこのタイプ。組み合わせの割合は教育内容やビジネススクールのミッションに依存しますので一概には言えませんが、120時間以上の対面講義を課すことが国際認証では必須とされています。

では、最後に「オンラインMBA」のカテゴリで世界No1にランキングされたスペインのビジネススクールのGlobal MBA(ブレンド型)の概要をご紹介します。ITツールはどこも同じですが、物理的というよりも時間的になかなか集まれない経営幹部候補をこういった環境で教育するスタイルが高く評価されています。

・参加者平均年収 1,600万
・在籍期間 15ヶ月
・英語講義比率 100%
・オンライン講義比率 80%
・対面講義比率 20%
・キャンパス滞在期間 3週間
・海外スタディツアー 1週間
・外国人参加者 95%


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