本日は「社会人学び直しシンポジウム《輝く女性のキャリア形成》」という会が開催され、多くの方々にご参会いただきました。女性は男性以上にライフイベントの影響を受けやすいため、学び直しの機会を得にくいと言われています(男性だって色々あるんですけどね)。そんな中、MBA取得を目指す女性が増加しており、仕事と育児を両立しながら、また育児休暇期間を利用して通学しているワーキングママMBA生もいます。
日本では管理職に占める女性比率が11%と報告されていますが、欧米では30%を超えている国もめずらしくありません。日本と同じ自動車産業を中核としているドイツでも30%を超えているのが実態、製造業中心の日本は特別・・という言い訳は通用しなさそうです。日本では女性活躍推進法の施行により、女性が企業内で昇進するチャンスが広がり、育児サポートなど、働く女性を助けるインフラ整備も進められ、MBA取得によってチャンスを掴もうという女性が増えています。同期の女性もドンドン昇進していく状況を目の当たりにしている男性もおられるのではないでしょうか?
あまり知られていないのですが、妊娠・出産、育児等やむを得ない理由で退職する場合には、会社を退職してから4年以内(現実的にはもう少し長いと嬉しいですね)であれば、厚生労働省の教育訓練給付を活用してMBA取得にチャレンジすることも出来るのです(受給条件あり)。事実、妊娠中や育児中にMBAを取得を目指す方や、育児休暇後のキャリアを考えて入学する方もおられます。家事、育児で忙しく仕事にかけられる時間が限られるため「短時間でも質の高い仕事ができるように」とMBA取得を始める方も少なくありません。世界ではビジネススクールに通う方のおよそ40%は女性、日本もがんばっていきましょう!