MBAとは何か
MBAと聞くと、Apple、アマゾン、スターバックス、など欧米の華々しい企業のケースを扱っているようにみえますが、必ずしもそういうわけでもありません。
あまり知られていない事実として、ファミリービジネスとMBAの非常に密接な関係です。「後継者がいない-バカ息子より猫に会社を継がせたいと考えている経営者へ」という笑えない書籍を読んだことがありますが、MBA取得を考える方の一定数は事業継承を考える方です。会社の経営にMBAという「学位」は必要ないかもしれません。しかしながら、家業を継承してから将来起こるであろう課題を、他社のケースを題材にして自分ならこう判断する、という習慣を、比較的若い時点から身につけようと多くの方々が通っておられます。
ファミリービジネスにおいては持ち株比率にかからわらず、創業家が強い発言力を持つことが多いため、バランスのとれた判断力を養うためにも、若いうちから取引先の企業で修行というのは国内外でよく見られますが、MBA教育もその選択肢として考える時代が訪れています。さらに医師、弁護士、歯科医師、獣医、税理士、など専門職の方々も、開業されると事業所の経営者としての側面を持つことになり、ビジネスの手腕が問われます。近年ではこうした方々も数多く通っているのが日本のビジネススクールの現状といえます。
この記事の著者
神戸大学経営学部卒業後、大阪大学経済学研究科にて修士/博士(経済学)を取得。製品開発戦略を主な研究対象とし、規格競争分析に関する論文を多領域に亘って執筆。近年は事業継承に関する研究に取り組む(事業承継学会理事)。ビジネススクールではE/MBAプログラムの立ち上げから運営まで幅広く携わる。名古屋商科大学教授(経営学部長)
東京 / 大阪 / 名古屋でMBA説明会を開催。個別相談も随時受け付けていますのでお気軽にお申込みください。
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