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MITスローン経営大学院(アメリカ)への留学参加レポート 佐藤 名奈恵さん

#アメリカ #MIT

名古屋商科大学ビジネススクールは、MITスローン経営大学院における短期のEMBAへの参加を支援しています。

2014年9月参加レポート

2014年9月7日から9月12日まで、MITの短期留学に参加しました。名古屋商科大学ビジネススクールのMBAで日本のベンチャーを対象とするデザインシンキングの特定課題研究を終えた私は、世界ではどんなふうにイノベーションが実践されているか知りたいと思い、本コースを選びました。
このコースはちょっと変わっていて、場所はMIT SloanのあるBostonであるものの、MIT/IMD Collaboration Courseであり、3月はIMDのあるスイス、9月はMITのあるアメリカが開催場所となっています。教授は2大学から3人ずつ、受講生も48人で、アメリカ、スイスをはじめ、アジアやアフリカ地域など様々な国から集まっており、本当にグローバルでした。
受講生の所属企業は、グローバル企業が中心で、一部ベンチャー企業の、CEO、CMOもおり、年齢も、40代から50代のハイランクな方々が多く、私が最年少でした。


今回参加したEMBAは6日間で、1日目はダイナミクス、2日目はバリューチェーン、3日目はリサーチ、4日目はカルチャー、5日目はパートナーシップ、6日目はプロトタイプ、が主なテーマでした。学び方は、MIT/IMDを始めとする様々な大学院のケースを利用しつつ、教授のブログやニュースを利用し、ディスカッションが中心でした。6人のグループディスカッションと全体ディスカッション形式がありました。NUCBに少し似ていますが、漠然としたテーマについて、自分たちでブレイクダウンして自由にテーマ設定するところ、教室の外でロールプレイするところなどが異なりました。
もっとも大きな発見は、意外にも、バリューチェーンをどう変えるか?に関して、市場や競合を鑑みて、多くのアイデアを出して論議することが、イノベーションを生み出す、と感じたことでした。意外という言葉を使ったのは、参加前には、多くのプロトタイプを構築してプレゼンして、と実践に重きを置いていた私が、イノベーションとは逆の発想だ、と思い込んでいたバリューチェーンの分析が、むしろイノベーションを生み出していたからです。
また、得たものの中でもっとも大きいのは、世界中の様々な業界のクラスメイトおよび教授とのつながりです。クラスでは私が最年少ということもあり、経験が足りずにディスカションでうまく表現できないときに、サポートしていただきました。私はIT業界でしたが、多くの方は消費財を扱う会社から参加していたので、他業界のメカニズムが分かってとても新鮮でした。クラスメイトとは、SNSを通じてつながっており、更にAlumniの仕組みもあるので、今後もInternetを通じてディスカッションができると思っています。クラスメイトが日本に来た際に東京で会って、情報交換しました。私の特定課題研究のケースはまだ日本語のみですが、英語化できた暁には、教授やクラスメイトにシェアして意見をいただく予定です。
私はNUCBを早期修了したので、今回の参加は、特定課題研究を出した2週間後となり、NUCBの週末授業と同じように、ばたばたと予習をしての参加となりましたが、先に述べたように非常に有意義な時間となりましたので、今後もぜひ多くの方にチャレンジいただけることを願っています。

<東京校 マネジメント研究科 佐藤名奈恵さん>


MITスローン経営大学院への留学


世界をリードするビジネススクールの1つであるMITスローンスクールで、世界中から集まった優秀な社会人を対象として次世代のビジネスリーダー育成を目的とした、短期EMBA(履修証明)の受講支援を実施。ケーススタディーと講義を織り交ぜながら段階的に学べる形式が特徴で、本学独自の奨学金支給・単位認定制度により、在学生の参加を支援しています。