長澤かおりさん
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《最強の環境で、最高の出会いがあります。》 長年、商品開発に携わってきた私の入学の目的は、現業のアウトプットの質を高め、自分自身の揺るがない軸を確立するためでした。ビジネスに必要な思考、知識、言語化...
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Executive MBA
三宅光頼教授による「Corporate Mission & Strategy」(オンラインでの対面遠隔授業)が6月27,28、7月4,5日に開講され、大阪校EMBA在籍の受講生を中心とする50名の受講生による白熱したディスカッションが繰り広げられていました。
この授業では、企業の存在意義、企業の戦略、さらに企業トップマネジメントのリーダーシップについて学びます。経営環境が大きく変化している中、企業の業績も大きく変化しているのも事実です。過去の事業整理と業界再編の企業行動ならびに成長戦略をとった多くの企業事例から、今後の成長戦略の在り方や、企業の存続と発展のために企業はいかにあるべきか、いかに行動すべきかをロジカルに探求し、受講者自身も企業経営に携わる一人として、意思決定能力と戦略構築力の醸成に取り組みます。
授業3日目と4日目の様子をご紹介します。授業3日目にはR&D戦略およびブランドビジネス戦略について学びました。午前はパテントクリフ(特許の崖)を抱える大手製薬会社であるアステラス製薬のR&D戦略のケースが取り上げられ、今回の受講生の約2割が製薬・医療関係者だったこともあり、より実務に近い視点で議論が進みました。
午後はモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH)のケースについて、ビジネス戦略というマクロ的視点から、企業が持つプロダクトポートフォリオを維持・拡大・集約するためには何が求められるか、ブランドビジネス自体をビジネスするにはどうすればいいかなど、LVMHのブランド戦略を参考に議論が展開されました。CEOであるベルナール・アルノー氏が考えていたのは優秀なデザイナーを雇うことでもなく、斬新なクリエィティブでもなく、投資効果と徹底したリターンでした。新たなブランドを買い、工場・従業員などそれ以外は全て売るという大胆な戦略を分析することで、キャッシュを生み出せるモノや手段について学びました。授業最終日となる4日目には、大型プラント工事の早期完成を実現させたトップのリーダーシップのあり方、さらに、環境変化と成長戦略を成功させたUPSの経営戦略のあり方を学びました。
三宅光頼教授のプロフィール
大阪大学大学院 経済学研究科 博士後期課程単位取得退学 博士(経済学/大阪大学)。大手流通業の人事統括部、採用部、事業本部人事で人事実務を経験。その後、住友ビジネスコンサルテイング、アーサーアンダーセン、さくら総合研究所を経て、合併により日本総合研究所 主席研究員。人事・組織戦略クラスター長。コンサルティング歴20年。組織戦略、人事戦略、人材マネジメント領域では30年以上の経験。組織学会、日本経営学会会員。