長澤かおりさん
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《最強の環境で、最高の出会いがあります。》 長年、商品開発に携わってきた私の入学の目的は、現業のアウトプットの質を高め、自分自身の揺るがない軸を確立するためでした。ビジネスに必要な思考、知識、言語化...
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Executive MBA
東京、名古屋、大阪の3キャンパスの学生が名古屋キャンパスに一堂に会して受講する合同講義が2022年1月8日〜10日まで実施されました。今年度は6科目が開講され、その中から内古閑宏教授の「Driving Strategic Innovation」の1日目をご紹介します。内古閑宏教授は、慶應義塾大学理工学部にて修士課程修了、ハーバード大学経営大学院で修士(MBA)を取得。東芝、ソフトバンクでインターネットに関わる数多くの新規事業、企業投資などに携わられ、2000年にヴィジョネア(株)を、2012年には米国シリコンバレーにてアプリ開発のVeamInc.を創業。帰国後、アフリカにおける世銀のプロジェクト、ブロックチェーンのビジネス・プロデュースにも関与される実務家教員です。
名古屋商科大学ビジネススクールでは、教員の9割以上がビジネスの第一線で活躍してきた実務家教員で、AASCB、AMBA、EQIOSの3つの国際認証が定める「世界標準の教員基準」をクリアした教員を採用しています。本学のEMBA/MBAプログラムでは実務家教員によるケースメソッドによる授業を通して、実社会でのリーダーとしての活躍につながる実践的な学びを得ることができます。
この授業ではフロンティアスピリットを有するリーダーが、世界環境の中でどのようにしてイノベーティブに考え、行動し、問題解決していけるのか、について洞察するため、技術を用いたイノベーションのケースを主な教材として取り上げ、戦略、企業文化、リーダーシップ、チーム編成、スタープレーヤーの扱い、コラボレーションなど、様々な切り口からイノベーションを観察し、なぜイノベーションが必要か、何のイノベーションを追求するのか、イノベーションの定義は一義的なものか、それがビジネスにどう影響を与えるのか、その推進に企業戦略は必要か、考察していきました。
またこの授業は、積極的に議論へ参加することにより得られるインサイト(気づき)から、"イノベーションをドライブするのものは何か?" "イノベーションの本質とは?" "どうやって実現していくのか?" 一人一人がイノベーション・ストーリーを描いていく際の「思考の支え」となるよう授業が構成されています。既存の枠組みや常識、固定観念に如何にとらわれないで思考していけるか。授業はケース・ディスカッション+ピッチ・セッションの形式で行われました。
1日目の授業では、アマゾンに買収されるまでに企業価値を昇華させたホールフーズマーケット、優れた研究成果を生み出すロバート・ランジャー教授の研究室、日本でも大ヒットしたソニー「AIBO」という3つのケースについてディスカッションしながら、成熟業界でのイノベーション、科学研究とイノベーション、イノベーションとマーケティングについて考察しました。
ソニーAIBO のケースは、ソニーが世界初の「エンターテインメント」ロボット、Sony AIBOを開発し世界的な成功を収め、第一世代の開発に至るまでの道のり、第二世代の開発の裏側などについて当時 Sonyソニー・エンターテインメント・ロボット・アメリカのバイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャーの役職に就いていた矢澤猛氏やAIBO の開発を率いた世界初の CD 開発にも携わった土井利忠さんへのインタビューに基づいて作成されたケースです。このケースを用いて、マーケティングとイノベーションの関係、イノベーションを起こすリーダー、チームそして経営陣についてクラスで活発なディスカッションをしながら、イノベーションとマーケティングとの関わりについて理解を深めていきました。内古閑宏教授の授業作りそのものにもイノベーティブなスタイルが包含され、参加者の積極的な発言や真剣な受講姿勢が印象的でした。
内古閑 宏 | 教員一覧 | 名商大ビジネススクール - 国際認証MBA
名商大ビジネススクール - 国際認証MBA
https://mba.nucba.ac.jp/faculty/uchikoga_hiroshi.html