税理士・公認会計士ネットワーク開催（2022年11月20日）

名古屋商科大学ビジネススクールの修了生・在学生がメンバーとなっている税理士・公認会計士ネットワークの第4回勉強会が東京キャンパスにて2022年11月20日に開催されました。今回は本学会計ファイナンス研究科を2021年3月に修了し、JICAニカラグア事務所勤務の山田章彦さんが「3つの格差（「開発途上国と先進国の格差」、「国内格差」、「世界の市民間格差」）について」というテーマで講演をし、参加者でディスカッションをしました。

開発途上国と先進国との国家間の経済格差は改善した面がある一方で、近年、世界各国の国内の市民間の経済格差と世界全人口の中の市民間の経済格差は広がりつつあります。今回の勉強会では、「3つの格差」のこれまでの推移と現状、格差是正と機会均等な社会作りのために議論されている税による再分配をはじめとする様々な政策について学ぶことができました。また、文献や統計資料などからのデータの引用に加え、山田さんのラテンアメリカやアフリカでのご経験を踏まえたお話もあり、参加者にとっては大変貴重な機会となりました。

格差がない社会を「税制」で作り上げることができる可能性を感じることができたとのお声をいただくなど、自身の視野が広がったと感じた参加者が多かったようです。

「税理士・公認会計士ネットワーク」とは

本学を修了した税理士・公認会計士が和となって、税務・会計スキルの向上、独立開業に向けた取り組み、事務所経営者としての経営スキルの向上などについて情報交換を行い、また励まし合いながら切磋琢磨し、税理士・公認会計士としてのスキルを向上・維持させるために設立されたネットワークです。