税理士・公認会計士ネットワーク開催（2023年9月2日）

名古屋商科大学ビジネススクールの修了生・在学生がメンバーとなっている税理士・公認会計士ネットワークの第7回勉強会が名古屋商科大学ビジネススクールの名古屋キャンパスにて開催されました。今回は「上場企業での経理・財務の仕事内容・キャリア形成」というテーマで、上場企業大手商社で財務経理部門長を歴任したTAP修了生の清水厚志さんが講演を行いました。

税理士事務所や税理士法人の税務顧問先のほとんどが小規模事業者や中小企業であるため、上場企業の経理・財務の仕事内容を知らない税理士が少なくありません。例えば、上場企業の経理・財務においては顧問税理士が申告書を代理作成することはなく、企業自ら申告書を作成していることなどから、上場企業での経理・財務の仕事内容は非常に興味深いと言えます。また、ほとんどの税理士が税理士事務所や税理士法人に勤めていますが、税理士には上場企業の経理・財務というキャリア形成の選択肢が存在します。

このため、長年に渡って上場企業の経理・財務に携わり、財務経理部門長を歴任した清水厚志さんに、上場企業での経理・財務の仕事内容・キャリア形成についての講演をお願いしました。

参加者からは「上場企業の経理・財務は、中小企業の経理・財務とはかなり異質なので、非常に興味を覚えた」「税理士資格取得後に上場企業をはじめ一般企業においても税理士としてのスキルを活かした仕事があり、上場企業にとっても税理士が必要とされていると知り大変参考になった」「将来のキャリアプランの選択肢として上場企業の経理・財務があると明確に理解できたので、自分の将来がより楽しみになった」などの感想があがり、参加者にとって非常に有意義な機会になったようです。

「税理士・公認会計士ネットワーク」とは

本学を修了した税理士・公認会計士が和となって、税務・会計スキルの向上、独立開業に向けた取り組み、事務所経営者としての経営スキルの向上などについて情報交換を行い、また励まし合いながら切磋琢磨し、税理士・公認会計士としてのスキルを向上・維持させるために設立されたネットワークです。