2019年秋、ハーバードビジネススクールにて1週間のExecutive Education Program「Changing the Game:
Negotiation and Competitive Decision Making」に参加されたマネジメント研究科所属の彦前伸一さんより留学レポートが届きました。
Executive Education Programの参加者
アメリカ、カナダ、ブラジルなどの米州を中心に、欧州やアフリカ、ASEAN、豪州、インド、台湾など、様々な国籍の受講生合計94名が参加しました。(日本人は私1人でした。)また、業種は、政府関係、大手コンサルタントファー ム、メーカー、医師、ラグビーやサッカーチームのコーチなど多種多様なエグゼクティブ・マネージャーが参加していました。 欧米の英語圏出身の受講生がか大多数でしたが、中欧やアフリカ、アジア圏の参加者も日常的に英語を使っているようで、それぞれの地域の訛りはあったものの、(当然ですが)流暢に話されていました。
環境面
ファカルティ陣や受講生と同様に、品質が高いのは、スタッフや受付、HBSで働く職員です。教室やドミトリーの清潔さ、美味しい食事や飲み物の提供とサーブするホール担当者、講義前後のケースの配布や説明をするスタッフの細やかな配慮、フィットネスセンターや無料コインランドリー、無料Wi-Fi やプリンターなどの設備の充実さなど、学習に集中できる環境やサービスが全て整っていました。さらに、1636年創立のアメリカ最古の総合私立大学として、自然豊かな構内で季節の移り変わりを楽しむことが出来るのも1年を通して、世界中からHBSに留学生が集うコアコンピタンスの一つだと感じました。
HBS留学を終えて
6日間の授業を通じて、交渉学そのものが、日本に限らず、HBS以外のビジネススクールで学ぶことが難しく、世界中からHBSに来ていることが理解できました。Facultyの陣容と彼らの経験談に圧倒されながら、ロールプレイやケーススタディを行い、仲間たちとの交流を築くことも出来たことは、大きな財産です。来年、NUCB Business Schoolを卒業する時にも同じことを感じると思いますが、「学びは最高に贅沢な時間」であるということ。HBS での贅沢な時間を無駄にしない為には、今後もHBSで学んだことを復習し、Facultyの書籍やHBRハーバード・ビジネス・レビューなどの最新のレポートや事例を常に吸収し続けていきたいと思います。そして、交渉の中で、最高難度のプロセス、ソリューションである「Creating Value with each other」 を諦めずに挑戦していくことが、私の贅沢な学びの実践です。
ハーバードビジネススクール|Harvard Business School
世界的なビジネスリーダーを多数輩出するビジネススクールです。本格的なケーススタディ、クラス討論、ゲストスピーカーによる特別講義、世界中から集まる参加者との国際的な交流ができ充実した学びを得られます。名古屋商科大学ビジネススクールからは社会人を対象としたEMBA(履修証明)への参加を支援しています。