本学では、リーダーシップ教育で世界的に著名なIMDビジネススクールがスイスとシンガポールで行う6日間の短期集中MBA(OWP)への参加を支援しています。
2014年11月参加レポート②
2014年11月17日から11月22日までの6日間、シンガポールで開催されましたIMDのOWP(Orchestrating Winning Performance)に参加しました。11月の中旬ということもあり、常夏のシンガポールの街もクリスマスムードでイルミネーションが綺麗でした。ただ、11月のシンガポールは雨期であり、講義の初日にIMDの折り畳み傘が配布されました。2日目以降は、殆ど毎日にわか雨が降っていた為、非常に助かりました。
講義は、オーチャードロードの外れの閑静な住宅街にあるAXA University Asia Pacific Campusで行われました。世界37ヵ国より132名の受講者が参加し、日本からは16名の参加でした。
受講者の業種は金融、エネルギー関連、不動産、食品、製薬、IT、監査法人等、様々なバックグラウンドを持つ方が多くいました。ミドルマネージャー以上の方が多く、CXOも何人も参加されていた印象があります。年齢も30歳位から60歳位の方まで、幅広い年齢層の方が参加されていました。講義頂く教授陣も、様々なバックグラウンド、国籍の方がいらっしゃり、アジア出身の教授も何名もいました。
OWPは、全員が受講出来る科目であるMorning plenary sessions、Afternoon plenary sessionsと選択科目であるMorning streams、Afternoon streamsに加えて、グローバルトレンドについての講演、著名人の基調講演、ネットワークを広げる為の懇親会等で構成されていました。
全員が受講出来る科目においては、1時間の講義中心の科目であり6日間で9科目ありました。選択科目においては、午前、午後それぞれ4つの科目から1科目選択する形式であり、私はMastering Leadership Dilemmas : Ensuring Sustainable and Profitable Grows とBeing an Effective Knowledge Professional in World Uncertaintyという科目を受講しました。
選択科目は5人掛け程のテーブルが用意されてあり、グループディスカッションを行いながら講義を進めていく形式でした。自由に座る形式と、グループが決まっている形式がありました。グループ分けにおいては、参加者各自が抱えている課題を事前に調査され、その課題に合わせて分けられている等、工夫がされていました。バリューイノベーションやエコシステムについて等、講義自体も興味深い内容でしたが、各受講者が抱える問題に対する解決策をグループ毎で話し合うパート等は、様々な国で様々なバックグラウンドを持つ受講者が互いに意見を出し合う為、非常に面白パートでした。また、教授の教室内を駆け回るエネルギッシュなプレゼンテーションにも圧倒されました。
6日間はあっという間でしたが、新しい見識を得る事も出来、非常に充実した6日間になりました。NUCBの留学支援制度を活かして、是非とも多くの方に参加頂ければと思います。ご支援頂きました皆様、本当にありがとうございました。
大阪 マネジメント研究科 野村誠さん
IMDビジネススクール
スイスに拠点を置き『フィナンシャル・タイムズ』のエグゼクティブ教育部門のランキングで3年連続1位を獲得し、リーダーシップ教育おいてグローバル企業から高い評価を得ているビジネススクールです。
名古屋商科大学ビジネススクールからは、毎年6月と11月に開講される6日間のOrchestrating Winning Performanceへの参加が可能です。OWP(Orchestrating Winning Performance)は、グローバル・リーダー育成のための短期集中型履修証明課程で、多くのMBAホルダーが参加しています。