MBA流インキュベーション
アントレセンターではビジネススクールによるインキュベーションを展開。MBA教育で培った教育ノウハウや人材ネットワークを活用して、新しいビジネス挑戦する人材を育成するインキュベーターです。特に本学のアントレセンターの特徴は「第二創業」に強い点が注目されています。
第二創業とは企業が事業環境の変化に対応して(もしくは先取りして)基幹事業とは異なる新たな切り口での製品・サービス・市場を創出することを指します。長寿企業の研究では長期に渡って事業を存続している企業の多くは、事業承継を機会として新規事業に取り組んでいることが明らかになっており、こうした点を意識しながらのアントレ支援を実施します。
アントレセンターの概要
ビジネススクールが提供するアントレセンターは、いわゆる一般的な「インキュベーションセンター」や「シェアオフィス」とは一味異なる事業支援となります。事業構想の段階から起業経験やコンサルティング経験豊富な教授陣のみならず働きながら週末にMBA取得を目指す意識の高い参加者との人的ネットワークを構築することが可能です。
特に名商大ビジネススクールの有するMBAネットワーク、中小企業診断士ネットワーク、税理士ネットワーク、ヘルスケアネットワークは国内最大規模といえます。こうした経験や人脈形成は多くの刺激となり一生の財産となることでしょう。
想定される参加者
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次世代経営者
事業承継するための経営スキルを身につける必要があるが、既存事業は成熟しており新しい事業の立ち上げを担当することで、次世代経営者としての自立を図ろうとされる方。
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新規事業担当者
新しい事業の立ち上げを担当するが、スキルや経験が少ないくアイデアも固まっていない。このような状況で短期間に新規事業を軌道に乗せることが求められている方。
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個人起業家
漠然とした起業のアイデアはあるものの、それを実現するための資金や起業チームがいない。また、起業に必要な人脈が不足しているため商品やサービスの拡販や展開にも不安がある方。
創業支援サービス - EMC
まず参加者は自分自身のビジネスの準備を進めていく上で不足しがちなマネジメント能力をMBA単科を通じて高めることができます(Essentials)。それと並行して実務経験豊富なビジネススクール教員によるメンタリングを受けながら事業の構想を固めていくことになります(Mentoring)。また、研究員は新たなアイディアの創出にむけて職場環境とは異なる空間をビジネススクールで確保することができるので、将来構想に没頭することが可能です(Co-working)。
メンタリングのプロセス - IPEF
参加者に対するメンタリングは事業構想、事業計画、事業構築、資金調達という4つのプロセスを通じて12-24ヶ月間のロードマップの中で実施していくことになります。
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STEP1
事業構想
行動観察などのフィールドメソッドにより事業アイデアをメンバーと創発する
* 2ヶ月 -
STEP2
事業計画
事業アイデアをもとにビジネスモデルを設計し、事業構想へ結びつける
* 1ヶ月 -
STEP3
事業構築
顧客のニーズに合う商品、サービスへとブラッシュアップし、事業化への道筋をつける
* 6ヶ月 – 18ヶ月 -
STEP4
3ヶ月
必要な資金調達を行うための事業計画書を作成、金融機関やベンチャーキャピタルに提案する
* 3ヶ月
アントレセンターへの参加方法
参加方法は名古屋商科大学ビジネススクールへの研究生としての参加となります。形態としては個人会員《年間60万円》と法人会員《年間150万円(上限3人)》の2種類をご用意しております。施設見学ならびに参加条件などの詳細は名古屋商科大学ビジネススクール事務局までお問合せ下さい。
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法人参加
参加人数:上限3人
年間 150 万円 / 社
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個人参加
参加人数:1人
年間 60 万円 / 人
担当教員