修了生の福田勝樹さんが学会発表
日本原価計算研究学会第47回全国大会自由論題報告
名古屋商科大学大学院会計ファイナンス研究科(MSc in Accountancy & Taxation)の修了生である福田勝樹さんが、学会発表を行いました。福田勝樹さんの修士論文は、本研究科始まって以来の実証分析であり、在学中から研究能力を発揮されていました。福田勝樹さんは博士課程の進学を考えていることもあり、指導教官であった野坂和夫准教授を代表者とし、佐野哲哉教授の指導を受け、3名での実証分析による共同発表を行いました。
税金費用を削減する税負担削減行動は、企業価値向上につながりますが、その一方で、税負担削減行動は企業イメージを低下させるため、コーポレート・レピュテーションを維持したい企業は、税負担削減行動と関連させてCSR活動を経営戦略として採用する可能性が考えられます。本発表の実証分析による研究結果として、税負担削減行動とCSR活動の経営戦略関連性が導き出されました。福田勝樹さんは現在、博士号取得のための進学先を考えるとともに、今後も野坂和夫准教授をはじめとした本学教員との共同研究により研究実績を積み重ねるべく、仕事の傍ら、研究にいそしんでいます。
MSc in Accountancy & Taxation(税理士養成課程)は、税務・会計のプロとして顧客の経営課題に的確なアドバイスが可能な高度な職業会計人を養成します。Best Master's Ranking 2021において世界3位にランキングされたMSc in Accountancy & Taxationは、税理士に必要な専門知識に加え、企業経営における問題解決力や提案力を修得することができき、修了後は修士(経営学)号を取得し、税理士試験科目の免除申請(最大3科目)を行うことが可能です。これまでにMSc in Accountancy & Taxation修了後に国税庁に税理士試験の免除申請をされた修了生は全員が免除を受けて、多くの修了生の方々が税理士としてご活躍、独立開業され活躍されています。