12月15日に小川流煎茶の師範である、栗本陸子氏による、留学生に向けてのお茶会が開かれました。
茶道といえば一般的に《茶の湯》として抹茶を使ったお点前が知られています。 《煎茶道》は、煎茶や玉露を使ったお点前です。そして、煎茶道は道教と儒教の精神に影響を受けており、心を浄化し、自然との一体感を実現することを目指しています。
茶道は茶具の選択・配列そして手順など、一定の法則があります。そのすべての法則は、茶の本来の真味をひきだすための、必然的な手順の積み重ねから成り立っています。 そして、なにより煎茶道の儀式で目指すことは、お茶ではなく、人と人がお茶を通して、心を通い合わせる場をつくりあうことだと言えます。
秋学期の終わりに、留学生が日本文化を体験できた素晴らしい機会となりました。