名古屋商科大学・桑名信用金庫　「事業承継支援に関する連携協定」

本連携の趣旨は、主に中小・小規模事業者の後継者育成支援について、桑名信用金庫と名古屋商科大学が連携し、後継者育成支援教育や事業承継に関する研究を実施するものです。

中小・小規模事業者は、日本における企業の9割以上を占め、地方における雇用創出や産業活動において重要な役割を担っております。

しかし、三重県内においては、中小・小規模事業者の休廃業・解散件数は377件と、全国ワースト22位となっております。また、全国の休廃業・解散企業のうち、約77%は後継者が定まらない状態で廃業しております。(※1)

こうした状況を踏まえ、本学では産学連携による中小・小規模事業者および地方の活性化を目的として、名古屋商科大学事業承継研究所を昨年に設立いたしました。

事業承継研究所は名古屋商科大学　教員ならびに名古屋商科大学と産学連携を結ぶ各信用金庫職員が研究員となり運営しております。産学連携により、中小・小規模事業者の事業基盤・強化を図り、技術・のれんを後世に伝えるとともに、企業の長期的な成長と地元における雇用提供、そして地域の若者が新しい着眼点で地域産業を活性化させていくことを目的に取り組んで参ります。

※1（株）帝国データバンク「第8回：全国「休廃業・解散」動向調査（2015年）」

※2＜事業承継支援に関する協定締結金融機関＞
・愛知県信用金庫協会会員金庫（愛知信用金庫、豊橋信用金庫、岡崎信用金庫、いちい信用金庫、瀬戸信用金庫、半田信用金庫、知多信用金庫、豊川信用金庫、豊田信用金庫、碧海信用金庫、西尾信用金庫、蒲郡信用金庫、尾西信用金庫、中日信用金庫、東春信用金庫）・三重県（桑名信用金庫）