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《東京》第84回エグゼクティブセミナーを開催しました

#MBA #ビジネススクール #エグゼクティブセミナー

東京では、小山龍介准教授による第84回エグゼクティブセミナー『デジタルトランスフォーメーションに対応するビジネスモデル構築』が行われました。

昨今、デジタルトランスフォーメーション(DX)が注目されています。たしかに、航空機エンジンの飛行時間に基づいた利用料請求など、DXはそれまでの常識を覆すような商品やサービスを可能にしています。しかし、単にビッグデータを活用するだけではコスト要因になるだけで、顧客価値は向上せず、事業収益につながりません。そこでは、商品・サービスだけでなく、ビジネスモデルそのものを変える必要があるのです。DXにより競争優位を築き、収益へとつなげていくためのビジネスモデル変革の要諦を、この講座では事例を参考にしながら学んでいきます。

ビジネスモデルを理解し、収益モデル構築につなげる


セミナーはまず、「ビジネスモデルとは何か?」という話から始まりました。小山先生は参加者に次々と質問をしていき意見を引き出したあと、ビジネスモデル・キャンバスというフレームワークを紹介しました。ビジネスモデル・キャンバスは、価値を作り出すロジックと価値を届けるロジックという両方の観点から作られており、顧客セグメント、価値提案、チャネル、コスト構造、収益の流れといった9項目に分かれたフレームワークです。このフレームワークを用いることで、ビジネスモデルの全体を見渡すことができます。

参加者はお互いに5分間のヒアリングをして相手の会社のビジネスモデルを聞き取り、ビジネスモデル・キャンバスの9つの項目を埋めていくというワークを行いました。
顧客は誰か、なぜ顧客はあなたの会社を選ぶのか、どのような販売チャネルを持つのか、売り切りなのかどうかといった質問をしながら初対面の相手の会社のビジネスモデルを聞き取ることで、ビジネスモデル・キャンバスへの理解を深めていきます。
その後、先ほどのワークで本当に相手のビジネスモデルを理解できたのかを確かめるために、さらに別の相手に向かって聞き取ったビジネスモデルを説明しました。

ビジネスモデル・キャンバスを理解した後はコマツのKOMTRAXの事例やアップルの事例を挙げ、デジタルトランスフォーメーションを構造的に分析し、競争上の優位を確立するにはどうしたらよいかを考察しました。

ビジネスモデル構築には、ビジネスモデル・キャンバスのリストを作成し、9つの要素の相互間のストーリーを作り、それを絶え間なく成長させていくという三つのステップがあります。今回のセミナーではビジネスモデル・キャンバスのリスト作成という基礎的な部分を主にご紹介しましたが、その後のステップについては本学で行われている先生の授業で扱われています。本学のMBAでは週末にのみ授業が開講されています。何気なく過ごしてしまいがちな土日に頭をフル回転させ、多くの仲間とともにMBAを取得しませんか?

今後のイベントのご案内

名古屋商科大学ビジネススクールでは、知見を広げる機会として様々なイベントを開催しております。以下に1月開催のエグゼクティブセミナーをご案内いたします。

・第85回『次世代エグゼクティブのためのMBA的<企業分析入門>』
日程:2019年1月12日(土)14:30〜16:30 (受付14:15〜)
場所:大阪うめきたキャンパス、東京丸の内キャンパス
※東京丸の内キャンパスは、テレビ会議システムを利用しての聴講となります。
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東京校では修了生体験談付の説明会や体験授業を開催しております。

・MBA体験授業「ケースで考えるリーダーの役割」
日程:2018年12月19日(水)19:00〜21:00(受付18:45〜)
場所:東京丸の内キャンパス
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・MBA体験授業「デザインシンキングとイノベーション」
日程:2019年1月9日(水)19:00〜21:00(受付18:45〜)
場所:東京丸の内キャンパス
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