12月1日に名古屋商科大学ビジネススクール名古屋キャンパスにて、事業承継学会年次大会を開催しました。
第9回事業承継学会年次大会
名古屋商科大学ビジネススクールでは、MBA取得や大手企業の人材育成だけでなく、中小企業や事業承継者育成教育も行っています。その一環として、事業承継学会年次大会を本学にて開催しました。本学客員教授の落合康裕先生による研究報告の他、本学修了生を交えたパネルディスカッションや、経済産業省 経済産業政策局 企業行動課 課長補佐の筑紫正宏氏による基調講演等、事業承継に関する様々な研究・事例発表が行われました。毎年行われている事業承継の年次大会ですが、今年は100名を超える多くの方が参加されました。
経済産業省 経済産業政策局 企業行動課 課長補佐の筑紫正宏氏による基調講演
筑紫氏の基調講演では、「事業承継の危機」をテーマに、事業承継者の減少や、後継者難による廃業の可能性についての問題点をあげ、ここに至るまでの考えや、現在の取り組み、中小企業庁としてのサポートや今後の事業承継のあり方について述べました。事業承継者の減少について同じ課題を抱えている参加者も多く、質疑応答の時間では筑紫氏に対して多くの方からの意見や相談などがありました。終始和やかな雰囲気で行われ、参加者は公演発表の中で多くのものを持ち帰ることができたのではないでしょうか。
事業承継人材育成
本学と愛知県信用金庫協会会員15金庫が連携し「名古屋商科大学事業承継研究所」を設立しました。
本学教員ならびに各信用金庫職員が研究員となり、親族内承継を目的とした「事業承継人材育成」を協同で実施します。日本企業の9割以上を占める中小・小規模事業者の経営基礎の強化を目指し、雇用や新しい産業の創出など地域の活性化をバックアップしたプログラムです。
▶︎事業承継コースについて