ビジネス公開講座第103回を開催しました
本学が見識を広げる場として平成14年から開講している「ビジネス公開講座」。
各分野の専門家をお招きし、最先端の知見を披露していただいています。
平成27年度秋期は「識者にきく-現状と展望」をテーマとして開催していきます。第103回は東洋経済新報社記者の浪川攻氏をお招きし、「今、世界の金融に何が起こっているか」と題してご講演いただきました。
浪川氏は上智大学卒業後、電機メーカーを経て、記者となる。金融専門誌、証券業界紙などの記者を務め、1987年きんざい入社。「週刊金融財政事情」記者、デスク。ペンネームで金融分野を中心に健筆を振るう。その後、月刊誌「Voice」編集記者を経て、96年退社。98年から東洋経済新報社専属記者。著書「前川春雄「奴雁」の哲学 ―世界危機に克った日銀総裁」(東洋経済新報社、08)、「金融自壊 ―歴史は繰り返すのか」(東洋経済新報社、03)。
講座では、1980年代に起こったブラックマンデーなど過去の金融にまつわる事例をいくつか挙げながら、現在の、そしてこれからの世界金融をどのような姿勢で見つめていけばいいのか語っていただきました。
ユースバルジや中進国の罠など、日本ではあまり取り上げられることのない世界が抱える問題についての話では熱心にメモをとる聴講者の姿が見受けられました。
講演の最後には、中国経済の今後の展望はどうなのか、米の利上げの影響でリーマンショックのような金融危機がまた起こるのかなどの質疑応答がなされました。
今後のビジネス公開講座の開催をご紹介します。各界のプロフェッショナルをお招きして開催します。見識を深める機会としてぜひお越しください。
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第104回:平成27年12月9日(水) 18:30〜20:15
講 師:キャノングローバル戦略研究所研究主幹 山下 一仁氏
テーマ:「TPP交渉と農業改革」
会 場:名古屋商科大学ビジネススクール《名古屋》
第104回ビジネス公開講座の詳細・お申し込み
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