秋期 第3回『ユーロ危機は終わったのか-欧州の政治・経済情勢と今後の展開-』名古屋
「海外主要国の動向と日本」をテーマに開催しているビジネス公開講座。秋期第3回【ヨーロッパ】に焦点をあててお話をいただきます。
- 開催日時
- 18:30〜20:15
- 会場
- 名古屋伏見キャンパス
- 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦1-20-1
- https://mba.nucba.ac.jp/access/#nagoya
Faculty
日本経済研究センター特任研究員・一橋大学国際・公共政策大学院客員教授 林秀毅氏
講演概要
2009年秋のギリシャ債務危機から始まったユーロ圏全体の危機的な状況は、現状ではやや落ち着いてきたように見えます。しかし政治的には、ユーロ圏で最も力を持つドイツが、今年9月の総選挙後どのような政治姿勢を見せるか、イタリアの連立政権が再び不安定化しないかという不透明要因が残っています。経済的にも、欧州全体の景気が多少回復したとされる一方で、依然銀行の不良債権や高い失業率を抱えるスペインなどの先行きが懸念されています。さらに欧州中央銀行(ECB)の政策を受けたユーロの為替・金利動向などを含め、ユーロ圏の今後についてわかりやすく、全体的にご説明します。
講師
日本経済研究センター特任研究員・一橋大学国際・公共政策大学院客員教授
林秀毅(はやし・ひでき)氏
略歴
81年、東京大学法学部卒業後に日本興業銀行入行。96年、国際金融情報センター出向。99年、同センター調査企画部長。その後、興銀調査部、新光証券、みずほ証券を経て、2011年に日本経済研究センター特任研究員。2013年、一橋大学国際・公共政策大学院客員教授。著書は、「EUの証券市場」(共著)、「ヨーロッパ経済」(共著)など。