特別講演『中国内販展開の法務戦略』

講演内容

従来、多くの企業が中国国内での取引先を現地日系企業に絞っていましたが、近年は中国の巨大なマーケットを開拓すべく、国内販売を手掛ける企業も増えています。 本講演では、内販展開の基本的な留意点、債権回収のポイント及び商業賄賂リスクと不正行為対策（目次ご参照）について事例を交えてご紹介します。

1）内販展開の基本的な留意点 　　　 ・取引開始前の信用調査方法 　　　 ・取引開始後の債権管理 　　　 ・模倣品対策など 　　　

広東深秀律師事務所代表弁護士 尹秀鍾氏

広東深秀律師事務所代表律師（代表弁護士）、法学博士（慶應義塾大学）。 西村あさひ法律事務所（東京本部）中国律師、北京君合律師事務所（北京本部）など、日本及び中国の大手法律事務所本部での執務経験を経て、2014年から深圳で開業し、華南地域と香港の外資企業を主要対象に民商事法務サービスを提供。主な業務領域は、外国企業の対中国投資、M＆A、労働法務、事業再編と撤退、民商事訴訟及び仲裁、その他中国企業の対外国投資に及ぶ。 主な著書：『中国現地法人の労務管理Q&A』（慶應義塾大学出版会）、『中国ビジネスのための法律入門』（共著中央経済社）、「中国における労働者派遣実務と新動向」（JCAジャーナル）他

司会　名古屋商科大学ビジネススクール 兪敏浩准教授

慶應義塾大学法学研究科政治学専攻後期博士課程単位取得退学　博士（法学／慶應義塾大学）。人間文化研究機構地域研究推進センター研究員、慶應義塾大学東アジア研究所現代中国研究センター研究員を経て、現在名古屋商科大学国際学部准教授。専攻は中国政治外交、東アジア国際関係論。主要論著に、『国際社会における日中関係―1978～2001年の中国外交と日本』（単著、勁草書房）、『現代中国政治外交の原点』（共著慶應義塾大学出版会 ）他