特別講演会『宇宙の成り立ちをスーパーコンピュータで探る：「2位じゃダメなんですか？」話題になったスパコンとは-』

　今回の講演会は、長崎大学先端計算研究センター超並列計算部門長、准教授、濱田剛氏をお迎えします。スーパーコンピュータの開発に取り組み、日本国内最速の演算速度を実現したことを評価され、2006年に天才プログラマー／スーパークリエータに表彰された濱田氏。ご専門は宇宙物理学ですが、今回の講演では、天体物理やコンピュータの話題から政治・経済・学問についての話題まで幅広くお話いただきます。

講演概要

・宇宙の成り立ちをスーパーコンピュータで探る
・「2位じゃダメなんですか？」(蓮舫議員)に隠された真実
・スーパーコンピュータとものづくりの哲学
・「オーバースペックな文化」：我が国の半導体産業の栄枯盛衰

宇宙はどうのように始まりどうやって現在の姿になったのか。宇宙の誕生と進化はこれまで多くの研究者により盛んに研究されてきた分野です。これまでは理論と観測の両面から研究されてきましたが、近年コンピュータの発展によ り計算機実験が行えるようになりました。コンピュータを用いた宇宙の実験とはどういうものなのか、またコンピュータの中で特に高性能なスーパーコンピュータとはどういったものなのか、などについて解説していきます。

講師

長崎大学先端計算研究センター超並列計算部門長、准教授
濱田　剛（はまだ・つよし）氏

略歴

東京大学卒業(学術博士)。長崎大学先端計算研究センター超並列部門長、准教授。画像処理装置GPUを用いた低価格スーパーコンピュータ(スパコン)であるDEGIMA(出島)の開発に取り組み、これらの業績が評価され、米国電気電子学会よりゴードン・ベル賞の価格性能部門を授与される。DEGIMAはスパコン省エネランキングGreen500 において2010年11月に世界3位(国内1位)に認定される。

会場にお越しに慣れない方も、講演会の模様をお楽しみいただけます！

講演会当日18:30より、ライブ配信を行います。
ぜひこちらのWEBサイトをのぞきにいらしてください。