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企業価値の追求《戦略的企業財務》

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名古屋商科大学ビジネススクール東京校では12/12,13,20,21の日程で、EMBA(Executive MBA)の講義《Strategic Corporate Finance》が行われました。


北原 康富 教授の写真

田中誠和教授は、京都大学大学院法学研究科およびスタンフォード大学大学院国際政治学科修了。日本銀行において業務局、国際局、政策委員会室等に勤務し、金融政策・為替政策の企画立案に取り組んだ後、ボストン・コンサルティング・グループにおいて、金融、財務分野を中心にコンサルティング活動に従事。現在は、外資系コンサルティング会社のアドバイザーを務める一方、積極的に研究活動も行っている実務家教員です。

CEO・CFOの立場から企業の財務戦略を検討

講義4日目では、1,2日目に解説したコーポレートファイナンスの基本の応用編を行いました。講義の集大成として課されたのは、CEO・CFOの立場から企業の財務戦略の検討です。
見学した時間に行われていたのは、財務戦略の分析に基づいた推奨銘柄の選定。午前中にグループでディスカッションした結果を簡潔に資料にまとめ、プレゼンテーションを行っていました。
ファイナンスに苦手意識を持つ方は多いですが、マネージャークラス、さらにはCEO・CFOクラスでは必須の知識です。たとえば、DCF法・マルチプル法などの具体的な評価法を適用することで、自社/他社の企業価値を正確に判断することも重要なファクターだと言えるでしょう。

DCF法 〜DiscountedCashFlowModel〜
事業が生み出す将来のキャッシュ・フローを現在の価値に割引計算した割引現在価値の合計を企業価値とする方法。将来の事業活動の状況を企業価値に反映することができます。

マルチプル法 〜類似企業比較法〜
類似する上場企業の株価指標を用いて計算する方法。市場における相対的な価値を算出します。

各グループは推奨銘柄について《消費者独占力を持っているか?》《20年後も陳腐化しないか?》など様々な観点から銘柄の検討を行っていました。明確なデータに基づくファイナンス的視点は、ビジネスに一つの道筋を付けてくれる存在であると言えます。


EMBA
田中誠和教授