Paulina Lopez
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MBA
4月6日(土)から2019年度の授業がスタートしました。北原康富教授による名古屋開講のMBA「Innovation&Creative Thinking」をご紹介します。
イノベーションは、企業の成長の原動力であるだけでなく、より高い価値を生み出すための個人のチカラとしても重要な問題です。本授業では、イノベーションの本質を理解した上で、イノベーションを起こすためのプロセスやテクニックを修得します。また、創造性に関する人の思考プロセスを理解し、デザイン思考の実践力と、組織の創造性を促しイノベーションを引き起こすマネジメントのあり方や仕組みを探ります。
授業3日目は、「革新的なランチ体験をコンビニで提供するアイデア」をテーマに、グループごとに活動が始まりました。フィールドワークでは近くのコンビニエンスストアヘ出向き、顧客がどんなランチタイムを過ごしているのかを観察し、意見を持ち帰ります。それぞれが感じたことやアイデアを付箋に書き出し、プロトタイピングを行う学生たちは活き活きとした様子で、学び活動する楽しさに溢れていました。
新しい何かを創造しようとするとき「何が課題であるか」問題の本質がみえてこないことがあります。固定概念に縛られて新たな発想が難しいとき、どのようにリフレームするのかが、より革新的な発想を引き出すポイントとなります。本当の意味でデザインしたいこと、提供したい価値とは何かを考える「デザインチャレンジ」を通して、学生たちは自分という枠を超え、サービスの着地点であるターゲット(顧客)に共感する術を体感していました。
北原康富教授のプロフィール
専門:意思決定、クリエイティブ・シンキング、アントレプレナーシップ
東京理科大学理学部応用数学科卒業、早稲田大学アジア太平洋研究科博士後期課程修了。日米のコンピュータメーカにてシステムエンジニア及びマネジメントコンサルタントとして活躍後、1963年にITベンチャー“日本インテグラート株式会社”を設立。創業以来、グループコミュニケーションおよび戦略意思決定の2つの領域において、理論・ソフトウェアの研究開発、および教育・コンサルティングなどを行う。開発したグループウェア「ウェブハロー」は、ビジネスソフトで初めてのグッドデザイン賞受賞。ペンシルバニア大学ウォートン経営大学院マクミラン教授研究室にて、同教授考案のベンチャー戦略策定方法論(DDP)を学習・支援するソフトを開発。現在は、名古屋商科大学ビジネススクールの研究科長を務める傍ら、事業価値評価、戦略意思決定、イノベーションと創造性、チームワークなどの分野で、多くの企業研修の実績を有する。