オンライン授業での山岡隆志教授によるMBA「Digital Marketing」をご紹介します。
いよいよ全授業がオンラインにて開講が開始されました。MBAコースの新入生が最初に受講するのは山岡隆志教授のDigital Marketingです。山岡隆志教授は、事業会社でのマーケティング責任者を歴任され、今は科研費もとって現役のマーケティング論の学術研究者です。ケースと理論を横断しながら重要な基礎概念を深く学ぶことによって、実践で応用できる本当のマーケティングを学ぶことができる希少な授業です。
本授業は、様々な多くの企業ケースを高速にテンポ良く発言を引き出していくところが、山岡教授の授業の特徴です。4日間で全学生から合計1,000発言以上を引き出されていました。多様なケースから基礎的な重要な概念が何十回となく繰り返し出てくるため、受講生は深く理解することになります。授業では概念の意味や定義を正確に把握し、その存在理由を腑に落ちるレベルまで理解していきます。多くの方は、0を20にする勉強を好ん行いがちですが、それでは使える知識にはなりません。80を100にする勉強をするとその概念の本質が理解でき、運用できるようになります。ブランド価値を高め維持して行くためには、「ブランド収縮」や「一貫性」といった概念が重要になってきます。それを、「BMW」、「武田薬品工業」、「三ツ矢サイダー」などのケースを使って、徹底的に議論することにより、腑に落ちるレベルまで学生の理解を引き上げていきました。何度も何度も同じ概念を様々なケースで議論していくなかで、実践で使える知識に昇華していくことになります。ただ面白い授業を創るのではなく、実践で使える知識とスキルを身につけてもらうことがこの授業の真の学習目標です。これは、大手企業でマーケティング責任者まで歴任した実践経験と現役の研究者でもある、実務家教員 山岡隆志先生の特徴的なキャリアから生まれた独自性の高い教授法です。デジタル・マーケティングは、アドテクを駆使することではなく、マーケティング本来の概念がより際立つ分野であること体得できる授業となりました。