学びネットワーク(ここが変じゃね日本企業)開催
2月10日(水)、第8回「学びネットワーク」がオンラインにて開催されました。今回のテーマは、「ここが変じゃね日本企業」です。今回のファシリテーターは、本学のEMBAを修了された柴田光輝さんに務めて頂きました。本勉強会開催前に日本企業の問題点についてアンケート調査を行うと「変化への抵抗・非効率な職場・リーダーシップの欠如」などが日本企業の問題点の上位を占めていることが分かり、このアンケート結果をもとに本学受講生・修了生・教員を交えてディスカッションをすることで、「隠れた真の課題」も見えてきました。それは、役職別の切り口で挙げられた日本企業の問題点を対比することで、例えば、経営層が掲げる主な問題点は「トップ任せで自ら考えていない」、中堅・若手層の掲げる問題点は「マネジメントの知識不足」というものでした。この例から、役職別に掲げる問題点が異なることは自然としても、経営層と中堅・若手層のそれぞれによる問題の捉え方が「自分の問題としてではなく他者の問題」に向けられているように見えないでしょうか。つまり、様々な日本企業の問題点を「無意識のうちに他責とし、自分最適に陥っていないか」という隠れた課題が見えてきたのでした。「ここが変じゃね日本企業」でのディスカッションを通じて、「日本企業の問題点を自分の問題として認識し、自らが解決に向け行動すること」の重要性を参加者で改めて確かめ合うことができた様子です。
「学びネットワーク」とは
本学の修了生の方が立ち上げた公式ネットワークの1つです。
本学の在学生や修了生の方々を中心に自身の学びやスキルを互いにアウトプットシェアすることで、互いの学びを深めていくためのネットワークです。参加するだけでなく、アウトプットされる方も募集しています。授業でのインプットだけではなく、アウトプットからの学びも本ネットワークで得られます。
Executive MBAは、企業の中核的人材を目指す社会人のために2003年に本学が国内で初めて開始したプログラムです。本学の教員は、ビジネスの第一線で活躍してきた実務家教員が9割を占めます。いわゆる「研究者を育成するための一方通行の学術的講義」とは異なり、実務で得た経験や知識を講義に反映させることで、ビジネスに直結した実践的な学びを提供しています。