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ネットワーク活動レポート

Network Report

税理士・公認会計士ネットワーク開催(2023年2月18日)

オンラインの参加者から質問を受けている様子

名古屋商科大学ビジネススクールの修了生・在学生がメンバーとなっている税理士・公認会計士ネットワークの第5回勉強会が名古屋キャンパスにてハイブリッド形式で開催されました。今回は2部制で行われ、第1部では「NPO法人の組織形態と税制について」というテーマで野坂和夫准教授が、第2部では「NPO法人での起業」というテーマで、認定NPO法人オリーブの家の山本康世理事長がスピーカーとなり、参加者でディスカッションをしながら進められました。

認定NPO法人とは…
NPO法人への寄付を促すことにより、NPO法人の活動を支援するために税制上の優遇措置として設けられた制度で、寄付をした個人または、法人には、所得税および住民税、または法人税が一定額返還されるという税制上の優遇措置を受けることができる。

認定NPO法人オリーブの家は、貧困母子家庭の支援やDV被害者の保護するシェルターの運営を事業としているNPO法人で、2017年度の11月に「認定NPO法人制度」を利用することを目的として起業されました。起業から認定を取得するまでの道のりや認定取得後の活動状況について山本理事長より委細にお話いただき、参加者は寄付を集めやすいというメリット以外にも対外的な評価や団体の透明性の確保等、認定を得ることによる様々なメリットを享受できるという点を具体的かつ実務的に理解することができました。

参加者からは、「今回の勉強会を通してNPOの運営形態を理解することができ、NPO法人で起業や事業を行える可能性に言及があって大変参考になった」、「海外のNGOとの比較から、日本のNPOも社会貢献した分を自らの対価として取る価値観も重要だと思った」などのコメントがあり、NPOという事業形態に対する見識を広められた方が多かったようです。

「税理士・公認会計士ネットワーク」とは

本学を修了した税理士・公認会計士が和となって、税務・会計スキルの向上、独立開業に向けた取り組み、事務所経営者としての経営スキルの向上などについて情報交換を行い、また励まし合いながら切磋琢磨し、税理士・公認会計士としてのスキルを向上・維持させるために設立されたネットワークです。