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偉大な発明に学ぶアイデアのつくり方――思考展開ワークショップ

三原 康司

ポスト・イット、蓄音機、蒸気機関車、マッキントッシュなど、
偉大な発明は、どのような思考法から生まれたのか?
世の中を変えた画期的なアイデアから、「考える仕事」の基本を学ぶ。
「3つの質問」による自問自答トレーニング。

■本書「はじめに」より
本書では、新しいアイデアを閃かせる「思考展開法」を解説します。
そのプログラムを自分の思考回路に組み込むことができれば、
新商品企画、新サービス企画、新ビジネスモデル企画、問題解決、事業戦略、
などなど多くのことに活用することができます。
本書は大きく前後半に分かれています。前半のセッション4までは、
天才的な発明家による輝かしい成果を紹介しながら、「閃き」の核心を解説します。
後半のセッション5以降では、天才発明家のような閃きを手に入れるための思考展開法を紹介します。
本書で紹介する思考展開法の最大の特徴は、自問自答形式で企画案を考えることです。
いろいろな案を出していくときには、グループで議論したり、
専門家や経験者の意見を聞いたりすることも、もちろん効果的です。
本書の思考展開法もそういう方法を取り入れることを推奨していますし、
思考展開法をプロジェクトチームで進めることなども有効でしょう。
ただし、画期的なアイデアの誕生にとって何よりも重要なことは、「個」の力です。
自問自答形式でアイデアを引き出していく思考展開法のメリットは、
自分一人で「個」の力を高められることです。
思考展開の目的は、手法の使い方がうまくなることではありません。
斬新で革新的な発想をして、人々が喜び、便益を感じてくれる企画を立案し、実行することです。
本書で紹介する思考展開法を使って、みんながわくわくするようなアイデアを生み出してください。